こんにちは。
よすけです。
CHROME JAPAN(クローム ジャパン)さんからサイクリング用スニーカーのご提供をいただきました。
今回はそのスニーカーのレビューです。
CHROME(クローム)ってどういうブランド?
1995年アメリカ、コロラド州ボウルダーで設立されたのがCHROME INDUSTRIES(クローム・インダストリーズ)という会社。
プロのメッセンジャーやピストバイクでトリックを楽しむアーバンアスリート、自転車で通勤するクリエイティブな都市生活者のために、便利で耐久性のあるプロダクトを作る
ミリタリースペックの素材を使い、自転車に乗っていない時でも使えるシンプルかつ機能的なプロダクトを制作。都市生活に適応する感度の高いデザインと大切な荷物を守るための耐久性を兼ね備えたツール
すべてのサイクリストよ。最強のソールで、ペダルと大地を踏みしめろ。 「サイクリストにとって理想のシュ…
CHROME DIMA3.0
外観
Panaracerとのコラボレーションのソールはこのようになっています。いかにも自転車のタイヤっぽい色をしてますよね(笑)
機能性
※「バルカナイズドソール」
シューズ本体とソールの間にまだ固まっていないゴムをはさみ、高温で圧力を加えながら硫黄等の加硫剤を加える事で、ゴムを硬化させてスニーカーを接着し、フォクシングテープというラバーテープでサイド部分を一周させる製造方法です。カップソールなどとくらべると地面などの感覚がつかみやすいソールです。
特徴的なのは、真ん中にある、黒い「PROPULUSION PLATE」と赤い「CHROME CRASH PAD」。プレート(黒い部分)は、サイクルでのペダリング時の安定性を高め、パワーロスを防ぐためのプレートで、ナイロン/グラスファイバー製のプロパルションプレートです。
ねじれを防止して、ペダリングの安定性を向上させます。このプレートがあるため、普通のスニーカーにくらべてソールは硬くできています。
パッドは、衝撃を吸収して、膝への負担を軽減し、歩行時のコンフォート機能も高めるポリウレタン製のバッドです。
そして、ソールは、Panaracerとのテクニカルコラボレーションにより、相反すると考えられてきた“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立させたアウトソールラバーを装備しているというわけです。
また、アッパーも疎水性の高い1000デニールのハイドロフォビックナイロンを使用しており、水が浸入しづらく速乾性に優れています。
さらに、つま先のラバートゥバンパーが前足部の保護と耐久性を向上させています。
DIMA3.0の使用感
ペダリング時の使用感
PUROPULSION PLATEのおかげで、普通のスニーカーのようにペダルを踏んだ時にぐにゃんと曲がってしまうことがありません。
ペダルにしっかりと力が伝わってペダルを踏んだ時の負担が少ないと思いました。
さらに、今回のPanaracerとのコラボによるアウターソールが、ガッチリとフラットペダルに食い込んでパワーをしっかりと自転車に伝えてくれています。
ペダルから滑る感覚は全くありませんでした。
ぐっとペダルを踏み込んでも力が逃げないので、ペダルに力が伝わってる感覚があり、足裏も疲れにくい感じでした。
でも形状がスリッポンなので、かかとに関するホールド感はありません。
通勤・通学、ゆる〜いポタリングなどでは、普通のスニーカーを履いているより格段に漕ぎ易く、最適なシューズと言えそうです。
ただし、言わずもがなではありますが、ヒルクライムなど本格的なライドに向いた靴ではありません。
歩行時の使用感
サイクリング用スニーカーということで、普通のスニーカーよりもソールは固いので歩きにくいかと思いましたが、歩きにくくはありませんでした。
デザインがつま先上がりになっており、自然と足が前へ出るような形にしているそうですが、そのとおり自然に、普通に歩くことができます。
歩いているときも、Panaracerとのコラボのソールのグリップ力を感じることができます。
バルカナイズドソールですので、地面の感覚をしっかり足に伝える感覚もあります。
それでいて、Panaracerとのコラボレーションのインナーソールが、もちもちっとした感触でクッション性もあり、かかと部にあるCHROME CRASH PADと相まってしっかりと歩ける靴だと感じました。
試しに、滑りやすい雨の日にも履いてみましたが、マンホールなどの滑りやすい場所でも、ソールが滑る感覚はありませんでした。
まとめ
サイクリスト向けにつくられたサイクリング用のスニーカーという位置づけですが、使ってみた感じは、普通の普段遣いのスニーカーとしても十分に優れた靴であると思います。
- 自転車走行、歩行時どちらにおいてもPanaracerとのコラボレーションによるアウトソールラバーのグリップ力が強く、しっかりと力を伝えてくれるので滑る心配もなく使うことができます。
- インナーにPROPULSION PLATEが入っていることで、ペダリング時にしっかり力がペダルに伝わる感覚があり、足裏が疲れにくくなっています。
- 歩行時は、底が硬いはずなのですが、もちもちのインナーとCHROME CRASH PADで、それほど違和感なく、普通のスニーカーと同じように歩くことができます。
- アッパーも疎水性の高い1000デニールのハイドロフォビックナイロンを使用しており、雨の日にも使用しましたが、丈夫で水が浸入しづらく速乾性に優れています。
まさに、
ミリタリースペックの素材を使い、自転車に乗っていない時でも使えるシンプルかつ機能的なプロダクトを制作。都市生活に適応する感度の高いデザインと大切な荷物を守るための耐久性を兼ね備えたツール
をつくり続けるという、クロームのモノづくりに対する考え方がしっかりと落とし込まれたシューズです。
すべてのサイクリストよ。最強のソールで、ペダルと大地を踏みしめろ。 「サイクリストにとって理想のシュ…
私は、これを機会に、いままで通勤で使っていたスニーカからDIMA3.0へメインシューズが変わりました。
これからも長く使っていくスニーカーになると思います。
クロームにはビンディングシューズもあるんです
最後に、余談ですが、今回はスリッポンタイプのスニーカー、DIMA3.0のご紹介でしたが、実は、このPanaracerとのコラボシューズのラインアップにはSPDのビンディングシューズもあるんです。
それがこちら。
こちらのシューズは、ロードバイクでのロングライドなどにも使えそうなシューズですね。
カメラ片手にロングライドを楽しむ私としては、歩きやすそうですし、撮影ライドでぜひ一度履いてみたいシューズです。
DIMA3.0が良かったので、そのうち買ってしまっているかもしれません(笑)
というより、買ってしまうでしょう。
いかがでしたでしょうか。
この記事が、皆様のお役に立てればとても嬉しいです。
引き続き「ちゃりカメラ」をよろしくお願いいたします。