
普段ロードバイクで走るときは、私はLUMIX G100Dに20mm F1.7を付けて持っていきます。
軽く走って、気になった景色で立ち止まり、カメラをファニーパックからサッと取り出して撮る。
撮り終えたらサッとしまって、また走る。
そんなロードバイクスナップには、この小さな単焦点レンズが合っていて、とても気に入っています。
ただ、ときどき思うことがあります。
尾根幹を走っていると、アップダウンや遠くの街並みを見ていて、
「この景色は望遠で切り取ったら面白そうだな。」
そう感じる瞬間があります。
そこで今回は、尾根幹を舞台に20mm F1.7単焦点レンズと14-140mm高倍率ズームレンズを持ち出し、撮り比べをしてみました。
画質を比較するためではありません。
ロードバイクスナップでは、高倍率ズームをどんな場面で使いたくなるのか。
そして、普段のライドではどちらを持ち出したくなるのか。
それを自分自身でも確かめてみたかったのです。
その結果、自分の中でも「20mmを持ち出す理由」と、「14-140mmを選ぶ日」が、以前よりはっきり見えてきました。
今回使用した機材
20mmだけでも楽しい



こうして20mmで撮った写真を見返していると、改めて感じたことがあります。
やっぱりこの距離感と空気感が好きだということでした。
ロードバイクを景色の中へ自然に置き、
その場所を走っている空気まで残せる。
これが私の思うロードバイクスナップです。
でも、その一方で、
「今日はズームを持ってきて良かった。」
そう思う瞬間もありました。

140mmだから撮れた写真もあった




一方で、14-140mmだから撮れた写真もありました。
尾根幹らしいアップダウン。
遠くに見える東京の街並み。
走るローディ。
20mmでは表現できない景色が確かにあります。
「ああ、やっぱりズームは面白い。」
そう思う場面も何度もありました。
この日は14-140mmを持ってきて良かったなと思いました。
でも、その反面、ライドを終えて一番強く残った印象は、写真そのものではありませんでした。
一番煩わしかったのはレンズ交換


今回は14-140mmをカメラに付け、20mmレンズといっしょに、大きめのウェストバッグ入れて走りました。
普段は14-140mmで撮り、
「ここは20mmで撮っておきたい。」
そう思った場面だけレンズ交換するつもりでした。
ところが実際には、
20mmで撮りたい場面が思っていた以上に多かったのです。
そのたびに、
カメラを取り出し、
14-140mmをはずして、20mmへ交換し、
カメラを構えて撮影して、
撮影したら、また14-140mmへ戻してバックにしまう。
この作業自体は、それほど大変ではありません。
でも、そのたびにライドの流れが途切れます。
ロードバイクスナップならではの
「止まって、撮って、また走る。」
この軽快なリズムが少しずつ崩れていきました。
ライドを終えて最初に思ったのは、
「今日はいつもより疲れたな。」
ということでした。
原因は体力ではありません。
レンズ交換を繰り返したことで、
「軽く走って軽く撮る」
そんなロードバイクスナップのリズムが、少しずつ失われていたからです。
だったら普段も14-140mmで良い?

今回撮り比べてみて、
14-140mmは本当に面白いレンズだと改めて感じました。
それでも、
普段ロードバイクへ持ち出すなら、私は20mmを選びます。
理由は画質ではありません。
撮れた写真の空気感がロードバイクスナップらしい。
そして、何よりもロードバイクスナップのリズムです。
20mmなら、
止まって、
撮って、
また走る。
この流れがとても自然です。
だから私は、これからも20mmを付けてロードバイクに乗ると思います。
そして、
「軽く走って、軽く撮る。」
そんなロードバイクスナップを、これからも楽しみたいと思います。
もちろん、これからも14-140mmを持ち出す日はあります。
紅葉を撮りたい日。
遠くの景色を切り取りたい日。
そんな日は、迷わず14-140mmを選ぶと思います。
「今日はどんな写真を撮りたいか。」
そう考えてレンズ選ぶようになったこと。
それが、今回一番大きな収穫でした。

私なりの使い分け


今回2つのレンズを撮り比べて、私の中では一つ答えが出ました。
レンズは撮影場所ではなく、
「今日はどんな写真を撮りたいか」
で選ぶ。
ロードバイクで軽快に走る一日なら20mmだけを持って出かけます。
一方で、尾根幹の紅葉をじっくり撮る。
アップダウンを望遠で切り取る。
そんな写真を撮りたい日は14-140mm一本で出かける。
ライドと撮影のリズムを大切にしたいので、レンズ交換は前提にはしません。
その日のテーマに合わせて、一本だけ選んで走る。
それが、今の私に一番合ったスタイルです。
まとめ

20mmと14-140mm。
どちらが優れているという話ではありません。
今回の尾根幹ライドで、2つのレンズを撮り比べて分かったのは、
レンズは、自分が撮りたい写真で選ぶもの。
ということでした。
軽く走って軽く撮る普段のライドでは20mmの単焦点。
でも、
「今日は望遠でしか撮れない景色を楽しもう。」
そんなイメージが湧く日は、14-140mm一本を持って走る。
これが、今回撮り比べて見つけた私なりの答えです。
今回撮影で使った機材
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