こんにちは!
よすけです。
前回ライドに持っていくカメラについてお話ししましたが、今回は、そのカメラをどのようにして持ち運ぶかについてです。
いろいろな運び方が考えられますが、私が実際にどうやって持ち運んでいるかを含めてご紹介します。

カメラの持ち運び方のパターン
ライドでカメラを持ち運ぶ場合のパターンは、大抵の方が次の4つのバターンのどれかで持ち運んでいるのではないでしょうか。
- リュックに入れて持ち運ぶ
- ウェストバッグ(ボディバッグ)に入れて持ち運ぶ
- サイクルジャージのポケットに入れて持ち運ぶ
- カメラのストラップを使って裸で持ち歩く
【パターン1】リュックに入れて持ち運ぶ
まず、リュックに入れて持ち運ぶ場合です。
私がライドで使うリュックは、ドイター レースEXP Air というリュックです。

このリュックは14Lの大きさを持ちながら890gと軽量で、マチを広げるとさらに3リットル収納を増やすことが出来ます。背負うとこんな感じです。

ドイター レースEXP Air (正面)

ドイター レースEXP Air (横)
横向きの写真でおわかりになると思いますが、このリュックは背中とリュックが密着しないように出来ていて、背中が汗まみれにならない点が気に入っています。
それに、カメラを入れても背中との間に隙間があるのでリュックの中のカメラが背中に当たらないのもこのリュックのいいところです。
リュックでカメラを運ぶメリットは、
- すこし大きめのカメラでも持ち運べる
- 一眼の場合は、レンズを複数本持っていける
- 場合によっては三脚も持っていける
- カメラ以外の荷物も一緒に持っていける
- 両肩に均等に重さがかかるので多少重くても肩が痛くなったりしない
といったところでしょうか。
では、デメリットは、
- 荷物がたくさん入るので、レンズを複数本入れるとかなり重くなってしまう
- カメラ以外の荷物を入れて、カメラとぶつかり誤動作や傷がついてしまったりする
- カメラの出し入れは、リュックを下ろしてカメラを取り出す必要があるので、気軽にカメラを出し入れできない
ということがあると思います。
デメリットの上の2つは対策は可能です。
レンズを厳選しできるだけカメラと交換レンズ1本くらいにしておくとか、他の荷物を入れないなどでリュックを軽くすればいいのですが、それではリュックを背負っている意味はあまりなくなってしまいます。レンズは減らすにしても、補給食や飲料、タオル、携帯工具などはリュックに入れておきたいところです。
そして、カメラが他の荷物とぶつかり誤動作(特にスイッチが入ってバッテリーが上がってしまうと悲しいことになります)やカメラに傷がつかないように、このようなカメラ用風呂敷やインナーケースにカメラを入れてリュックに収めておけば良いでしょう。

以前は、紐付きのクリップでとめるものを使っていたのですが、こちらは風呂敷がくっついて紐でとめる必要がないので使い勝手が抜群に上がりました。
厚さも十分にあって、カメラを包んで持ち運ぶにはかなり便利です。

しかし、3つ目のデメリットは、改善はなかなかできません。カメラ専用のリュックの中には、ショルダーハーネス(肩紐)を片方だけ外せばリュックが前に回ってカメラを取り出せる仕組みのものもあります。
しかし、そういうリュックは結構大きくかさばる割に荷物が入らない(カメラやレンズはしっかり入ります)ものが多く、ライド向きではありません。
撮影の度にリュックを下ろすことになるとライド中にちょっと写真を撮るといったことが出来ず、いちいち自転車を下りてリュックを下ろして取り出すといったかなり面倒くさいことになります。
さらに包んだ風呂敷をほどいたり、インナーバッグを取り出したりが加わればなおさらです。
それに、中身を軽くしたとしても、結局はリュックという重い荷物を背中に載せてのライドになりますので、軽快感は多少なりとも損なわれます。
ですので、私がリュックを背負うのは、
- どうしても複数本のレンズを持っていきたい
- 撮影は到着した目的地での撮影が中心(それ以外はランチやカフェでの休憩の時に撮影でOK
- 三脚をどうしても持っていきたい
- おみやげを買うのでリュックを持っていきたい、お弁当を持っていきたい、など
というような場合に限ることにしています。

【パターン2】ウェストバッグ(ボディバッグ)に入れて持ち運ぶ
私の場合、カメラを持っていくときは、最近はもっぱらこのパターンでの持ち運びが主流になっています。
私は2つのウェストバッグを持っており、持ち運ぶカメラとレンズによって使い分けております。
1つ目は、アークテリクスの「マカ2」というウェストバッグです。

このバッグは、コンデジかミラーレス一眼に小さなレンズを付けて交換レンズは持っていかない、という時に使うバッグです。
コンデジを入れるときは、そのほかにタオルや財布も中に入るので、一緒に入れることが多いです。

右側にリグを付けたコンデジ、左にはタオルとメガネ、手前には財布を入れています
ミラーレス一眼のときは、カメラと財布だけでいっぱいになります。(バッテリー予備は入ります。)

Fujiflilm X-S10にXC15-45mmのズームレンズの組み合わせ 手前に財布
この状態で袈裟懸けにして持ち歩きます。
基本これで安定はしています。
ミラーレス一眼を入れると、バックが膨らみ背中にカメラが当たる感じがあります。
このバックはストラップの長さ調節が簡単にできます。
これが仇になって、ライド中にストラップが少し伸びてくる時があります。
ただし、ビローンと伸びるというわけではないので、ライドには支障ありません。
面倒くさいときは多少ブラブラしますが体の前に持ってくることもあります(その場合はストラップを短くしないと膝に当たることがありますのでご注意を!)
このバッグは、2つ目のウェストバックを使うようになってから、ミラーレス一眼を入れると背中に当たる感じがちょっと好きになれないのと、重いものを入れると少しストラップが伸びてくるということもあり、ミラーレス一眼をこのバッグに入れることは、ほぼ無くなりました。
リグ(カメラに補助機材をつけるもの)を付けたコンデジを入れる時が今の主な出番になってます。
2つ目のバッグはLoweproの 「ボディバッグ エムトレッカーHP120」というバッグです。今はカメラの持ち運びはこれが主役です。

このバックの容量は2.3Lです。ミラーレス一眼(Fujiflilm X-S10)に小さめのレンズを付けて、もうひとつ小さなレンズであれば入ります。

左に35mm単焦点レンズ、カメラには28−55mmの標準ズームレンズをつけています。右には予備の電池が入っています。

チャックを占めるとこのような形になりフラップで軽い雨なら侵入を防いでくれます。
フラップを締めて、背中に担ぐとこんな感じです。

私の背中の面積にピッタリ来てズレません!
小さい割にはしっかりとミラーレス一眼が入り、ちゃんとフラップも締まります。
重さはそれなりにありますが、ライドしていてもバランスもよくズレません。
もう一つ、人気があって気になるバッグがあります、
それは、Raphaの「BAR BAG」というもの。

魅力的なのは完全防水をうたっているところ。
大きさは私の使っているLoweproの 「ボディバッグ エムトレッカーHP120」よりもちょっと小さめ。
ただ、ミラーレス一眼とレンズ一本くらいは入るようです。
本来は、ハンドルバーの前に付けて使うものですが、ショルダーストラップも付属しておりボディバッグのように使えます。
ちょっと気になる存在ですが、カメラバッグとしては、緩衝材が入っていないので、背負心地がどうかという点は不明です。
まあ、今のボディバッグがダメになったら考えるかもしれません。
ウェストバッグ(ボディバッグ)での持ち運びのメリットは、
- 小型で持ち運びしやすい
- ストラップの調整で身体にピッタリくっつけたり、ショルダーバックみたいに余裕をもたせることも自由自在
- カメラを取り出すときはすぐに前に回せるので、バッグをはずしたりする手間がない
この3番めのメリットはリュックと決定的に違うところです。

バッグを前に回して、サッとカメラが取り出せるのはとても便利!
ではデメリットは、
- 背中にピッタリとしてしまうので、その部分は熱がこもったりあせて濡れてしまう
- ズレないようにするためにストラップを短くするので、ヘルメットをかぶっていると脱着しづらい
- 少し緩めてしまうとライド中は背中から前にズレてくる
といったところでしょうか。
一番目のデメリットは、とくに夏は汗でバッグが濡れてしまったりします。
バックの素材が撥水加工されているのは結構大事なチェックポイントです。
でも、背中の熱が逃げにくくなるので、その点はどうしようもないデメリットです。
2番めのデメリットは、
このようなバックルがついていれば、前に回してバックルを外すことで簡単に取り外したり、逆に装着することもできるので、脱着に関するデメリットとしてはある程度弱めることができます。


【パターン3】サイクルジャージのポケットに入れて持ち運ぶ
これは、スマホとコンパクトなコンデジのみが可能なパターンです。
さすがにミラーレス一眼はサイクルジャージのポケットにはレンズ込みでは入らないですね(^^;)
コンデジはこれくらいコンパクトであれば、ポケットにも入ります。
ポケットは膨らみ、少し重いですが、持ち運びは可能です。
スマホは言わずもがなですが、
こんな感じですね。
サイクルジャージのポケットに入れて運ぶメリットは、
- バッグを持たずに済む
- 必要な時にすぐに取り出せる気軽さ
デメリットは、
- サイクルジャージの強度にもよりますが、重いカメラを入れると痛んだり伸びたりする恐れがある
- 汗を掻くと、カメラやスマホがぬれてしまう。
- カメラやスマホがポケットひとつを専有してしまう。
といったことが挙げられるでしょう。
とくに2番めのデメリットは、カメラが防滴性能のないものであれば致命的になる可能性もあります。あらかじめビニール袋やケースに入れて、濡れても大丈夫なようにしてポケットに入れる必要があるでしょう。
でも、そうなると、カメラを取り出す時にいちいちビニール袋から取り出すという一手間がかかってしまうので、必要な時にすぐ取り出せるというメリットが薄まってしまうことになります。
私の場合、コンデジを運ぶときには、ケースに入れてサイジャのバックポケットに入れて持ち運ぶことがあります。
確かに撮影の度にケースから取り出すのは面倒くさいし、サッと取り出しサッと撮るというわけにはいきませんが、防塵防滴ではないデリケートなカメラを持ち運ぶためには仕方がないと思っています。
コンデジを運ぶ際に私が使用しているケースは、こちらの記事で紹介しています。

【パターン4】カメラのストラップを使って裸で持ち歩く
このパターンでカメラを持ち運んでいるローディの方を時折見かけます。ミラーレス一眼やデジタル一眼レフをお持ちのローディの方が多いですね。
このパターンのメリットは、
- カメラを裸で持っているので、ストラップを緩めて構えればすぐに写真が撮れる
- 背中に背負うのはカメラだけなので、重くない、ズレない
といったところでしょうか。
デメリットは、
- 雨が降ったり、背中に汗を掻くと、カメラが濡れてしまう(防塵防滴でなければアウト)
- 何かの拍子(落車など)に、カメラをぶつけてしまうリスクがある。レンズが長いとレンズをぶつけてマウントを壊す可能性もある
- 埃の中を走るときはカメラにホコリが入り故障の原因になる可能性がある
といったことが考えられます。
カメラを裸で身につけているのは、歩いているときはともかく、ロードバイクを走らせている時はかなりのリスクがあると私は考えてしまいます。
ミラーレス一眼もデジタル一眼レフもそれなりの値段がするものです。
とくにレンズマウントなどを壊してしまうと、レンズやカメラ本体が無事であっても修理にレンズ一本分以上かかります。
私は、ライド中にカメラのことが気になって、たぶんライドに集中できなかったり楽しめなかったりすると思いますし、落車やなにかにぶつけるリスクを考えると、このパターンでの持ち運びはできないです。

まとめ:ウェストバッグ(ボディバック)での持ち運びがおすすめです!
前回、ライドしながらカメラで本格的な撮影を楽しみたいなら、ミラーレス一眼が良いというお話をいたしました。
そして今回、ミラーレス一眼を持ち運ぶ方法としては、ウェストバッグ(ボディバック)での持ち運びが良いと思います。
私が持っているボディバックは撥水加工されているので、雨にぬれても少しくらいであれば大丈夫ですし、カメラ専用のバッグですので緩衝材も入っており、ぶつけてカメラが傷ついたり壊れたりする心配も殆どありません。
さらに、撮影したいときはバッグをクルッと前に回してカメラをサッと取り出すことができるので、リュックのようなまどろっこしいことにもなりません。
私はこのパターンでの持ち運びが主流になっています。
いかがでしたでしょうか。
ライドでカメラを持ち運ぶ方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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