こんにちは。よすけです。
前回の記事で、ロードバイクなどのスポーツバイクに載せて走行動画をとるなら高級アクションカメラをおすすめしました。
こんにちは。よすけです。 ライドに慣れてくると、その様子を写真や動画に撮って記録しておきたいと思い、動画での走行撮影にアクションカメラを買う(買おうと思っている)人も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。 でも、アクショ[…]
では高級アクションカメラの中では何がいいの?という疑問に対しては、私なりにいろいろ使ってみた結果、今はGopro Hero 9 Black(以下Gopro Hero9と言います)がベストだと思っています。
今回は、なぜGopro Hero9一択なのか、2つの理由と、Gopro Hero9を車載するパターンや私なりの撮影時のポイントなどをご紹介したいと思います。
なぜGopro Hero9がいいのか?
前回の記事で、高級アクションカメラが良い理由を上げました。Gopro Hero 9はそれを高い次元で実現していることはもちろんのことですが、私がとくに良いと思っているポイントをお話します。私が保有しているOsmo Actionとの比較でお話しますが、
【理由その1】SuperViewという画角がいい!
ライド走行動画を撮る場合、スピード感もさることながら、周りの景色ができるだけ広く撮れているとその場の雰囲気も伝わってきます。ですので、アクションカメラの画角はできるだけ広いほうが良いと思っています。
なお、GoProはステムのトップチューブに固定していますが真ん中に設置してもレンズが筐体の左側にあるため、左右対称ではなく若干左寄りに写ってしまいますのでご了承ください。
SuperView | ![]() |
35mm換算で16mm相当の画角。 ハンドルがすべて入り両腕も見えている。 視野が広く、左右の景色もかなり広く写る。 |
広角 | ![]() |
35mm換算で16-34mm相当の画角。 ハンドルは見えなくなる。 ブラケット(STIレバー)は左右見える。 SuperViewに比べると視野は若干狭くなる |
リニア | ![]() |
35mm換算で19-39mm相当の画角。 ブラケットもかろうじて見える程度。 視野はだいぶ狭くなる。 |
狭角 | ![]() |
35mm換算で27mm相当の画角。 ブラケットもほとんど写らなくなる。 視野はかなり狭い。 |
ハンドルが写って、STIの操作やライドの臨場感を考えるとSuperViewの画角は欲しくなります。
ただし、SuperViewの画角では、4K60bps(または50bps)のフレームレートでの撮影はできません。4K30bps(または25bps)のフレームレートとなります。フレームレートは数値が大きいほうがより動画がスムースに再生できるので、数値の大きいほうが良いのですが、ファイルサイズが大きくなったり、再生するソフトや機器に高いスペックを要求するようになります。再生のスムーズさにこだわる方は別として、通常であれば30bpsで撮影できれば実際の動画ではそれほど気にする必要はないと思います。SuperViewという圧倒的な超広角の画面の魅力は捨てられません!
広角も悪くはないと思います。ハンドルの手前が写っていないこと以外は、ライドの臨場感はある程度伝わるのではないかと思います。どうしても4K60bpsで撮影したいという方にはこの画角での撮影もありではないでしょうか。
リニアと狭角は視野が狭くブラケットも十分には写っていないので、臨場感は上の2つの画角に比べると劣るかなと思います。
高フレームレートにこだわらければ画角はSuperViewが一押しです!
【ご参考】Osmo Actionとの比較
Osmo Action(最大画角) | Gopro Hero 9(リニア) |
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ご覧のようにOsmo Actionでは、手ブレ補正をONにすると、画角がGopro Hero9のリニアより若干広いかなというレベルにあります。手ブレ補正をOFFにすればHero9の広角くらいの画角にできますが、自転車走行動画では手ブレ補正は必須ですので、最大画角は写真の画角であると考えたほうがいいでしょう。
【理由その2】手ブレ補正がめちゃくちゃ優秀! 水平維持機能が嬉しい!
自転車での走行動画の撮影には、自転車の特性上かなりの振動があるので、安定した映像を撮るには手ブレ補正機能は必須です。
GoProは、HyperSmoothという手ブレ補正機能を搭載しています。Hero5までは手ブレ補正機能についてはそれほど高いものではありませんでした。GoProの手ブレ補正が評価され始めたのはHero6以降で、Hero7あたりでは「ジンバルいらず」と言われるくらい安定した画像が撮れるようになっています。
さらに、Gopro Hero9で特徴的なのは「水平維持」機能です。オリジナルのレンズでは「リニア+水平維持」という画角モードがあり、GoProを45°まで傾けても画面は水平のままを保つというものです。これは現在のところ他の高級アクションカメラにはない画期的な機能でカメラ一体型ジンバルで撮影したように安定した画像が撮影できるのです。ロードバイクでの舗装された道路のライド動画ではめちゃくちゃ安定しており、かなり見やすい映像になります。
後ほど紹介するGopro Hero9の別売の「Maxレンズモジュラー」を使うと水平維持機能は、GoProをどんなに回転させても水平を維持するという優れものになります。

ただし、カーブなどで自転車を傾けても画面は水平のままで写るので、画面が安定しすぎて臨場感が返ってなくなってしまう、というデメリットもあります。とくにMTBなどでオフロードの走行動画を撮影する際は、臨場感が全然出ないなんていう場合もあるようです。
また、これは改善して欲しい点なのですが、ときどき水平維持機能をONにすると、画面が斜めで安定するというありがたくない現象があらわれることがあります。ファームウェアのアップデートでの解消を期待しています。
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【理由その3】拡張性の良さ(Maxレンズモジュラー・メディアモジュラー)
Gopro Hero9を選ぶ3つ目の理由は、拡張モジュラーの存在です。Maxレンズモジュラーとメディアモジュラーの存在はGopro Hero9を選ぶ大きな理由になります。モジュラーを装着することで、Gopro Hero9の機能を一段と向上させ、より安定した映像や機能向上を簡単に実現することができる点は、Gopro Hero9を選ぶ大きな要素のひとつだと言えます。
Maxレンズモジュラー
GoProの商品説明を引用すると、
『Max (マックス) レンズモジュラーは、強力な手ぶれ補正機能の Max HyperSmooth (マックスハイパースムーズ) と 155 度の超広角デジタルレンズにより、手ぶれ補正と視野角の効果をマックスに高めます。
- Max HyperSmooth が、2.7K60 までのビデオで強力にぶれを補正
- 155 度の超広角 FOV で撮影範囲と被写界深度を拡大
- 水平ロックにより、カメラを傾けてマウントしたり 360 度回転したりしても、ビデオの水平軸または垂直軸を維持
- Max Timewarp (マックスタイムワープ) で GoPro 史上最高にスムーズな TimeWarp ビデオを実現』
となっており、とくに水平維持機能によってまさにジンバルで撮影したような映像を撮ることが可能です。私自身このMaxレンズモジュラーを使っていますが、画質は2.7Kにまで落ちるのですが、Youtubeや普通の画面で見るぶんにはそれほど気になりませんし、編集などでもその分軽くなるので、返って使い勝手がよくなるという感覚があります。

メディアモジュラー
こちらもGoProの公式サイトの紹介を引用すると、
『HERO9 Black をパワフルなクリエーションツールに変身させよう。メディアモジュラーは、ウィンドノイズを低減する内蔵の指向性マイク、3.5 mm マイク端子、HDMI 出力端子、2 つのコールドシューマウント、優れた耐久性と耐候性を備えています。
- 内蔵の指向性マイクが音声を強調し、周囲の雑音を低減
- 耐久性に優れた全天候型の構造で、あらゆる天候に対応
- 好みに応じてライトやマイク、LCD スクリーンを外付けできる 2 つのコールドシュー マウントを搭載』
こちらのモジュラーは実は私は保有していません。というのは、筐体を覆うようにカバーするため、GoProがかなり大きくなってしまうのと音声については純正のマイクで十分だと感じているからです。
ライドをしながら自分の声を入れる、あるいは外部マイクを利用したい、という方には必須のモジュラーだと思います。とくにモジュラーのマイクは前や後ろに指向性を変えることができるようで、喋りながらライドを撮影するなどには便利な機能ではないでしょうか。

以上の3つの理由で、Gopro Hero9は安定した映像を撮影できるという点で他のアクションカメラを凌駕しており、この比較時点では走行動画撮影で選ぶべきアクションカメラはGopro Hero9一択だという結論にいたりました。
ただし、他のアクションカメラにもGoProにはない魅力を持ったものもあります。私の結論はGopro Hero9一択ですが、色合いや画質などの好みの問題もありますので、他のアクションカメラを否定するつもりはありません。それに、GoProキラーと呼ばれるアクションカメラも出てくるでしょうから、引き続き新しいアクションカメラの発売には注目していく必要はあるでしょう。
Youtubeの動画はコチラです↓
次回は、Gopro Hero9を自転車にどう取り付けていくかについて、私なりの工夫も含めてご紹介したいと思います。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
引き続き「ちゃりカメラ」をよろしくお願いいたします!