こんにちは。よすけです。
これから自転車を購入しようとする人はどこで自転車を買うのがよいのでしょうか。とくにスポーツバイク(ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど)の購入を考えていらっしゃる方を対象に、私の独断と偏見、経験も含めてまとめてみました。
記事の最後の方に一覧表による採点表もつくりましたのでご参考にしてください。ただし、あくまで自分の経験による個人的な見解ですのでご参考程度に…。
では、まず、スポーツバイクはどんなところで買えるのでしょうか。
スポーツバイクが買えるお店
- 街の自転車屋さん(個人経営などの小規模店)
- 大手量販店(ヨドバシカメラ、東急ハンズなど)
- 大手の自転車専門店(サイクルベースあさひ、サイクルスポットなど)
- 大手のプロショップ(Y’sロード、GIANTストア、TREKストアなど)
- 小規模なプロショップ
- ネット通販(ネットショップ)
それでは、これからそれぞれの特徴(メリット・デメリット)を見ていきましょう!
1.街の自転車屋さん
個人でやってるいわゆる街の自転車屋さん。個人経営なので店も小さいですが身近な存在。
パンク修理や空気入れなどの日常的な自転車のトラブルなどをみてもらったなんていう方も多いのでは…。
通常はママチャリやシティサイクルを扱っているイメージが強いですよね。
■メリット
とにかく身近。気軽に立ち寄れて相談もしやすい。親しくなればいろいろ面倒をみてくれることもある。
■デメリット
スポーツバイクも扱っていてもお店で在庫することは殆どないです。取寄せが基本で、在庫の有無を調べるのも結構時間がかかったりします。
また、価格面(値引きなど)や取扱自転車の種類なども余裕がないため、その面からも私達が自転車を選ぶ範囲なども限定されてしまいます。
また、スポーツバイクに関する知識や整備技術は、お店によって大きな差が出てしまいます。つまり当たり外れがあるということ。評判の良い自転車屋さんであってもロードバイクの整備技術をもっているかどうかはわからない場合もあります。
2.大手量販店
ヨドバシカメラのような家電量販店やホームセンターなど、「自転車も扱ってますよ」という商品ラインアップとして自転車を扱っているようなお店です。
■メリット
取り扱う自転車の種類は豊富。ただしスポーツバイクに限って言えば取扱が少ないところもあります。
自転車整備士などが常駐しているお店もあり、いろいろと相談にのってくれることもあります。量販店の場合、ポイントを利用して鍵や空気入れなどの自転車のアクセサリーを購入できるところも魅力です。
■デメリット
立地が都会だったり車でしか行けない郊外だったり、自転車が故障したりメンテナンスしてもらったりする際に自転車を持ち込むのが大変だったりします。中には修理やメンテナンスは受けてないというお店もあったりします。
3.大手自転車専門店
サイクルベースあさひ、サイクルスポット、セオサイクル、イオンバイクなど、自転車の販売に特化した大手の自転車販売店です。スポーツサイクルの取扱も多くなっています。
■メリット
ママチャリからスポーツサイクルまでの品揃えが豊富。スポーツバイクだけでもいろいろなブランドを取り扱っているところもあり、実車を比較しやすい。
店作りがオープンなところが多く、とても入りやすい。
■デメリット
お店によっては店舗面積に対して店員の数が少なく、声をかけても来てくれないとか、いわゆるメンテナンスや修理調整に時間がかかったり、急な故障に対応できなかったりすることもあります。お店によっては得意不得意もあり技術レベルにもムラがある場合もあります。
4.大手プロショップ
自転車のみを扱う専門店で上の大手自転車専門店と似ていますが、取り扱う自転車がスポーツバイク中心。Y’sロードのようにいろいろなブランドを取り扱ってるお店やGIANTのみ、TREKのみ、Bianchiのみなど1つのブランドしか扱っていない専門ショップもあります。
■メリット
プロショップですので、技術力は高い場合が多く、メンテナンスや修理も安心してお願いできます。
スポーツバイクの独自の部品や消耗品などの品揃えも豊富で、選ぶのに困るほどだったりします。
また、1ブランド専門店の場合は、専門知識やアフターサービスが充実しているところも多いです。
■デメリット
お店によって品揃えなどに得意不得意があるようで、どこのお店でも同じではないようで、他のお店を回らざるを得ない場合も。
1ブランドのプロショップは、他のブランドとの比較はお店を回ってやるしかないという手間がかかります。
修理やメンテナンスは混んでいることが多く、お店によっては予約しないと受け付けないというところもあります。
5.小規模プロショップ
スポーツサイクルを専門に扱うお店。スポーツバイク以外の取扱はしません。メンテナンスなどもスポーツバイクのみ。
■メリット
圧倒的な専門知識と技術をもったお店です。アフターサービスや付帯サービスも充実しており、オーバーホールやフィッティングなどスポーツバイク専門のサービスメニューなども充実しています。スポーツバイク周りのアクセサリーに関するアドバイスや取付などもしてもらえたりします。
バイクの部品のグレードアップやタイヤ交換なども専門的なアドバイスやレコメンドも受けやすく、他のお店では受けることのないサービスまで受けられたりします。
■デメリット
完全に専門店なので、初心者や一見さんが入りにくい敷居の高さがあります。マニアックな雰囲気があり、実際に一見さんや初心者っぽい来店客を舐めた目でみるショップさんもあるようです。
しかし、最近ではロードサイドプロショップと銘打った小さなプロショップであったり、オープンな雰囲気のプロショップも増えてきつつあります。
6.ネット通販
インターネットでの通販サイト。Amazonやcymaなどネット通販専門というものもあれば、実店舗を持ちながらネット通販にも対応するサイクルベースあさひやY’sロードのようなお店もあります。
■メリット
実店舗を持たないネット通販は、自転車の価格がコストがかからない分、安いです。
品揃えも圧倒的に多いですし、通販特化の特別仕様みたいなバイクも売られていたりしますので、他の自転車と差別化することもできます。
■デメリット
多くの有名ブランドは対面販売を基本としていて、ネット通販では購入できないブランドも多い。たとえネットで注文できてもフィッティングや受取に実店舗まででかけていかなければならないというパターンも多いです。
ネットで完結できる場合は、自転車の部品の取付、調整は自分で行わなければなりません。下手をすれば自分で組み立てからしなければならない場合もあります。
個人的独断と偏見の比較一覧表
以上のメリット、デメリットを踏まえてどこから買うのが良いのかを私の経験と個人的見解で採点してみました。(A:3点、B:2点、C:1点、D:0点)
街の自転車屋さん | 大手量販店 | 大手自転車専門店 | 大手プロショップ | 小規模プロショップ | ネット通販 | |
スポーツバイクの品揃え | D | C | B | A | A | A |
価格(値引きなど含む) | D | B(ポイント利用も) | B | C | C | A |
店員の専門知識・技術 | D | C | C | B | A | D |
入りやすさ 購入の手軽さ |
C | A | A | B | B | A |
メンテナンス サービス等 |
B | D | C | B | A | D |
採点(ランキング) | 3点 (6位) |
6点 (5位) |
9点 (3位) |
10点 (2位) |
12点 (1位) |
9点 (3位) |
結論と留意点
スポーツバイクは、買ったらそれで終わりというわけにはいきません。
定期的にメンテナンスや調子がおかしくなったところを調整してもらうなど、クルマと同じように購入後も点検、調整、部品交換などが発生します。圧倒的な専門知識と技術をもったプロショップから購入すると、たとえば通常の点検は無料だったり、保証期間は部品の取付が無料だったり、中には部品交換が無料だったりするサービスを受けられる可能性が高いです。小規模の店舗だとよほどの混雑でない限りすぐに見てもらえるしじっくり見てもらえます。
デメリットである敷居の高さの問題ですが、最近はとてもオープンで入りやすいプロショップも増えてきています。ですので、まずはそういった小規模プロショップが近所にないか探してみてください。何件か回って比べてみるのもひとつの方法です。自転車の持ち込みを考えたらできるだけ近所にあるのが望ましいですが、自転車で行ける範囲でしたらまずはOKです。
大手プロショップは近所に理想の小規模プロショップがないときに…
近所に自分がしっくりくるプロショップがないときは大手プロショップでの購入をおすすめします。メンテナンスや調整は予約が必要だったり、有料だったりしますし、店によって技術レベルに差があったりすることもあるので大手プロショップならどこでも良いというわけではありません。これも実際に行ってみて自分に合うかどうか確認してみてください。
大手自転車専門店、大手量販店はまずは安いものでよい、という場合は選択肢に入ります。
安かろう悪かろうではないですが、安いにはそれなりに理由があります。(その逆も同じです。)専門的なお話はここではいたしませんが、自分の使用目的や頻度、懐具合などをじっくり考えて、それでも安いので良いというなら考えてもいいと思います。
ネット通販は、自転車の調子を見たり、調整や部品交換が自分できるなら考えてもよいですが、初心者にはおすすめはしません。
ネット通販は採点は9点と高いのですが、その自転車が良いものなのか粗悪品なのか見分けることができる知識と自分で自転車のメンテナンスができる程度の技量があれば選択肢に入りますが、初心者や整備を自分でできない方は避けたほうが無難です。調子が悪くなったときに上記のショップに持ち込むという手もありますが、断られたり、結構な料金を取られたりする場合がありますのでおすすめはできないです。
ちなみに、街の自転車屋さんについてはコメントしていませんが、高い専門知識がない普通の自転車屋さんを想定して採点しています。
私の購入経験について
偉そうなことを言っていますが、私の場合は以下のような購入経験があります。
大手自転車専門店 → ネット通販 → 大手プロショップ → 小規模プロショップ
この経験をベースに上記の独断と偏見で評価していますので、
ネット通販については、地理的な条件やいろいろな事情で、スポーツバイクをネット通販で買わざるを得ないという方もいらっしゃるかもしれません。ネット通販での購入パターンはいろいろありますので、次の記事ではそのことについてお話できればと思っています。
今回は以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました!