【昼でも点けよう】BontragerのデイライトIon Comp R(フロントライト)とFlare(リアライト)のレビュー

こんにちは。

よすけです。

 

前回のブログで、トレックの「デイライトアンバサダー」に認定されたお話をいたしました。

前回のブログ

こんにちは。 よすけです。   題名とは関係ない私事ですが、コロナワクチン接種の2回目が終わりました。 摂取した翌日に副反応で38度の発熱。 私、熱に弱いので身体がだるくて動けなくなりましたー(汗) […]

 

よすけ
今回は、その時に支給されたライトのレビューです

支給されたライトは、

フロント:Bontrager Ion Comp R Front Bike Light
リア:Bontrager Flare R City Rear Bike Light

のセットです。

実は、私のロードバイクのリアライトは、以前から「Bontrager Flare RT Rear Bike Light」というデイライト対応のリアライトを使っています。

そのため、支給されたリアライトは、通勤用のクロスバイクに取付けて使用することにしました。

フロントライトは上記のライトをロードバイクと通勤用クロスバイクで兼用します。

ですので、ロードバイクに付けているリアライト「Bontrager Flare RT Rear Bike Light」についても合わせてレビューをさせていただきます。

 

フロントライト(Ion Comp R Front Bike Light)

よすけ
まずはフロントライトのIon Comp R Front Bike Lightから見ていきましょう

外観

フロントライトとしてはコンパクトな方だと思います。

大きさは、100 L x 26.2 W x 30 H (mm)。

比較のために、私が保有している他社のライト、XOSSのNavi800(105L x 31W x 34H mm)、OLIGHTのRN1500(107L x 31W x 31H mm)と比べてみると、大きさは一回り小さい感じです。

重さは135gで、Navi800(220g)、RN1500(172g)より軽いです。

色はガンメタに黒で、Bontragerのロゴも製品名の表記も控えめで、高級感があっていい感じです。

Bontrager(ボントレガー)=TREK(トレック)のイメージが強いですが、これなら他のメーカーの自転車でも違和感なく取り付けられると思います。

コンパクトで軽く、外観はとてもいい感じです。

基本機能

ライトモードは下記の5つ。これも私の保有するライトと比較してみましょう。

ハイモード ミドルモード ローモード デイ
フラッシュ
ナイト
フラッシュ
明るさ 700ルーメン 500ルーメン 300ルーメン 300ルーメン 200ルーメン
持続時間 1.5時間 3時間 6時間 19時間 9時間

これに対して、私が持っている他のフロントライトはどうでしょう。

【XOSS Navi800】

モード1 モード2 モード3 モード4 フラッシュ
明るさ 800ルーメン 572ルーメン 374ルーメン 200ルーメン
持続時間 1.5時間 2.2時間 3.7時間 8時間 15.2時間

【OLIGHT RN1500】

ハイモード ミドルモード ローモード 点滅1 点滅2
明るさ 1500ルーメン 750ルーメン 350ルーメン 0-750ルーメン 0-750ルーメン
持続時間 1.5時間 4時間 12.5時間 11.5時間 10時間

Ion Comp Rと比較すると、ナイトライトとしての明るさと持続時間はRN1500に軍配が上がります。

そもそもOLIGHT のライトの明るさは明るすぎるといえるくらい明るいです。

そのため、対抗者には眩しくなる場合もあり、取り付け方やグレアカットの方法に工夫が必要になります。(これは本題ではないのでここでは省略します。)

しかし、Ion Comp Rもナイトライトとしての機能が劣っているわけではありません。ミドルモード(500ルーメン)で3時間持続できるのは他の2つのライトと機能的に劣っているというほどではないと思います。

 

よすけ
デイライトとしてはどうでしょうか

トレックの提唱するデイライトの条件は、トレックのホームページからの抜粋によると、

<画面をクリックすると該当ページが別タブで開きます>

となっています。つまり、

  1. フラッシュ(点滅):一定間隔の点滅パターンではなく、明るさやパターンを絶えず変える
  2. フォーカス(集中照射):日中の視認を意図したライトの光の向きに揃え増強させることで、照射を強め、照らす範囲を広げる
  3. レンジ(範囲):通常のライトよりも遠くから視認できる必要がある

ということですね。

デイライトとして利用する場合は点滅モードを利用しますが、点滅モードで持続時間が一番長いのはIon Comp Rです。さすがにデイライトを意識してつくられただけのことはあります。

Navi800は照射力も弱く、点滅は一定間隔のみですので、①でデイライトとしての条件は満たしません。

RN1500の点滅モードは、点滅1は一定間隔の点滅。点滅2は2種類の点滅をあわせたランダム点滅モードです。

明るさという意味では明るいのですが、光が拡散している感じで、上の条件の②、③については感覚的ではありますが満たしていないように思います。

実際に通勤でIon Comp Rを使用してみましたが、2km先から視認できると言われているとおり、RN1500のように光が拡散しているようには感じず、かなりはっきりとした力強い点滅で日中でもかなりしっかりと捉えることができました。

この部分は、写真では実際に見たような感覚で撮ることがかなり難しく、実物を見てみないと違いがわからない部分です。

通勤用の自転車には、下の写真のように付属の22.2〜35mm径のバーに適合する調整式 Quick Connect+マウントを使って取り付けています。(写真ではCAT EYEのBVOLT70が写ってますが、今は外しています)

 

 

フォーカス(集中照射)に関しては、もう一つ特徴があるように思います。

私のロードバイク(TREK Dmane SL5)では、写真のようにサイコンアダプターの下に逆さまにして付けます。(アダプターは別売。ブレンダー用のアダプター。)

ちなみに、私の場合、このマウントはブレンダーシステムではありません。

ブレンダーシステムのサイコンアダプタはGarmin用のみで、サイコンがBrytonのわたしはブレンダーシステムの恩恵を受けられないのです(涙)。

なので、Rec-Mountのアダプターを利用して同じような形をつくっています。

このような逆さま付けをすると、ライトの設計上、光が上に漏れるという現象が発生します。

たとえば、RN1500などは光が上方に漏れてしまい、対向者が非常に眩しい思いをすることになるので、RN1500のレンズ上部に黒いテープなどを貼ってグレアカットしないと、眩しくて使えません。(Navi800は逆さま付けに対応しているのでこのような問題は生じませんが…)

しかし、Ion Comp Rの場合は「集中照射」のおかげで、ライトの向きを少し下にするだけで対向者が眩しい思いをすることはないようです。この点もデイライト設計の利点なのかもしれません。

やはりデイライトとして使うのであれば、Ion Comp Rはかなり使いやすくできていると言えますし、ナイトライトとしても必要十分な明るさと機能は備わっているバランスのとれたライトであると言えるでしょう。

また、完全に確認はできていないのですが、Ion Comp Rは充電しながらの使用も可能なようです。

モバイルバッテリーにつなぎながらの使用は可能でした。

ただし、コネクターのカバーを開けて使用するので、防水性が無くなりますので、自己責任での運用になります。

 

 

リアライト(Flare R City Rear Bike Light / Flare RT Rear Bike Light)

 

よすけ
リアライトは2つありますので順番に見ていきましょう

外観

Flare R City

フロントと違い、樹脂製のボディ。

大きさは本体のみのカタログ値がのっておらず、実測値で、だいたい28.5L x 28W x 28H(mm)くらいで、ほぼ四角のライトです。

重さはQuick Connectマウントを含めて50g。本体のみだと40g切る重さになります。(正確に測れませんでした)

コンパクトでとても軽いです。

 

Flare RT

こちらも樹脂製。

レンズがFlare R City とちがって透明なものではありません。

大きさは、28.9 L x 28.2 W x 37.3 H (mm)となっています。

Flare R City より高さがある(縦長になった)感じです。

重量は40gで、Flare R City より大きい分若干重いというイメージですが、正直、両方持った感じで重さの違いは全くわかりません。

 

基本機能

Flare R City

デイフラッシュ ナイトフラッシュ デイステディ ナイトステディ
明るさ 35ルーメン 35ルーメン 20ルーメン 2ルーメン
持続時間 8時間 16時間 3時間 20時間

内蔵ライトセンサーが自動で輝度をコントロールするので、選ぶのは実質的にはフラッシュ(点滅)モードかステディ(点灯)モードかを選ぶだけです。

35ルーメンで、昼夜問わず、900m以上先からの被視認性があるそうです。

Flare R City は都市部での使用に特化した広範囲の視認性が特徴です。

後ろ側の広い範囲でどこからみても点滅がわかるようになっています。

通勤用クロスバイクには、付属のQuick Connectをつかって取り付けています。

 

Flare RT

点滅モード1 点滅モード2 点滅モード3 ステディモード1 ステディモード2
明るさ 90ルーメン 45ルーメン 5ルーメン 25ルーメン 5ルーメン
持続時間 6時間 12時間 15時間 4.5時間 13.5時間

RTは、リアライトのグレードとしてはRより上位にあるもので、ANT+で接続して、ワイヤレスでライトのON/OFFやGarminとの連携ができる機能もあります。

私はGarminもってないので、使っていませんが…。

こちらは日中でも2km先から視認できるのですが、ロングライドなどでの長距離走行での一般道で、遠くのクルマなどからの視認性を重視しており、Flare R City に比べると非視認範囲が多少せまくなっているようですが、実際に見てもよくわかりません。

明るさでいうと近くではFlare R City の方が明るく感じます。

上の写真を見ると左のFlare RTの方が光がビームのように遠くに届いているのに対して、右のFlare R Cityは照射範囲は広いですが、RTのようにビームのような光の線はありません。

ロングライドで郊外へ行く、あるいは車載や輪行で郊外を走ることを考えるのであれば、Flare RTを利用するほうがいいのかもしれません。

Flare RTはロードバイクに取り付けていますが、こちらはブレンダーシステムを利用できます。

TREKのリアライト用のブレンダーシステムのアダプターにFlare RTをつけると、下の写真のようにスッキリととりつけることができます。

 

リアライトは、Bontragerのリアライトしか持っておらず、他社のものとの比較はできませんが、Flare R City もFlare RTも日中でも明るくはっきりと視認できるように、特有の点滅、フォーカス、レンジによって視認性がかなり高いリアライトであると思います。

 

改善して欲しい点は2点だけ

デイライトとしては、とても優秀なBontragerのライトですが、2つだけイマイチな点をあげます。

  1. 充電がMicroUSBのコネクター
  2. 販売しているお店が限られる

カメラもようやくType CのUSBになってきましたが、未だにMicro USBのコネクターというのはちょっと出遅れ感を感じます。

もうそろそろ自転車のデバイスもType Cに統一していただきたいですね〜。

 

そして、Bontragerの製品は、専門店やTREKの直営店以外ではなかなか手に入らないこと。

せっかくのいい製品でも、手軽に手に入らないのであれば使う人は増えません。

通販や実売の販路をもっと拡大できないのでしょうか。

ぜひご検討いただきたいです。

※通販でBontragerを扱っているのは、私の知る限りでは「ワイズロードオンライン」のみです。(ただし店頭受取のみの扱いでモデルも限られています)

まとめ

今回、デイライトアンバサダーとして、フロンライトとリアライトの日中の視認性について考える機会をいただき、さらに、Bontragerのデイライトの考え方やそれぞれのライトの機能について知る機会もいただきました。

実際にライトを使ってみて、デイライトの高い視認性が、安全性をより高めてくれることが実感できています。

Bontragerのライトが、デイライトとしてよく考えられたライトであることも実感できました。

トレックの直営店や専門店でぜひ一度実物を見ていただきたいと思います。

 

この記事が、お役に立てればとても嬉しいです。

引き続き「ちゃりカメラ」をよろしくお願いいたします。

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