こんにちは!
よすけです。
今回は自転車用品の紹介。今回は、ヘルメット沼にはまらないよう、ヘルメット選びのポイントなどとともに、私が使用しているヘルメットについてご紹介したいと思います。
実は、私は頭が小さくて横幅のない、日本人としてはあまりない頭の形をしています。そのため、私の頭に合うヘルメットを探し続けました。今も探し続けていると言ってもいいかもしれません。その経験談を通じて、ロードバイクやクロスバイクに乗る(乗ろうとしている)方のヘルメット選びのご参考になることが少しでもあれば嬉しいです。
とくに、頭の小さい女性の方には参考になるのではないかと密かに思っております…。
では始めましょう。
ヘルメットは必須? 無くてもいいのでは?
自転車の場合はヘルメットの着用は義務ではありません。警察庁の努力目標としての記述があるだけで、法律上も義務化されていません。
同法63条11では、児童または幼児を保護する責任のある者(親や付添の大人)が運転する自転車に乗せる際にも適応されるそうで、大人がヘルメットを着用させるように努める必要がある(務めなければならない)となっています。
しかし、大人に関しては、この努力義務もなく、ヘルメットの着用は自由です。ヘルメットをかぶらなくても法律上は何ら問題はないのです。
普段の街での様子をみても、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクでヘルメットをかぶらないで走っている人は結構見かけると思います。ヘルメットをかぶらないという選択は、法律的にみれば「あり」です。
少し前の調査(2017年)ですが、KDDIの調査では、「着用が面倒」(52.8%)で最も多く、さらに「義務化されていないから」(40.2%)、「必要性を感じない」(32.9%)となっており自転車に乗る大人の約9割がヘルメットをかぶらないという結果になっています。
今は、ロードバイクだけをとればヘルメットの着用率はぐんと上がる気もしますが…、それでも、「かぶるのが面倒くさい」「見た目がダサい」「頭が暑くなる」「髪型が崩れる」「義務化されていないんだから良いじゃん」とおっしゃる方は多いですね。
自転車死亡事故の7割が頭部に致命傷を負ったもの、という事実をどう考えますか?
警視庁のホームページを見ると、「自転車のヘルメットの着用」に「自転車死亡事故の約7割が頭部に致命傷を負っています」と記載があります。この記載には、平成27年から29年の都内の自転車事故死亡者の総称部位の割合を示しています。
頭部の次は胸部なのですがこれは死亡事故全体の9%しかありません。
私は、とくにロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクに乗る方は、ヘルメットをかぶるのは自分の命を守るために絶対必要だ!
と思っています。ヨーロッパやアメリカのいくつかの州などではヘルメットの着用が義務になっているところもあるという事実も考えてみてくださいね。
最近は、ヘルメットをかぶっているサイクリストを見ると、クルマのドライバーに「速い自転車に乗っているな」と認知され、追い抜くときや左折するときに注意をしてくれるケースも増えてきているように思います。
そういうプレゼンスがヘルメットにはあるのではないかというのも、ヘルメット着用をおすすめする理由のひとつでもあります。
日本では、今はヘルメットをかぶらないという選択も自由です。ヘルメットなんか無意味だという不要論を主張する方もいるようですが、ヘルメットをかぶるかどうかは、最終的には「自分自身で決めること」だと思います。
私自身のヘルメットの選定基準(頭が小さい人向け)
私はこのような考え方でヘルメットをかぶるので、最も大切なのは「頭を保護する」ということです。そのために、自分の頭にフィットして、簡単にヘルメットがずれたり脱げたりしないことが大切です。デザインや値段はそのあと付いてくることです。
ヘルメットは、万が一のときに頭を保護することができるように、まずはフィット感で選びます!
ところが、先程申し上げたように、私の頭の形は、一般男子に比べると幅が狭くて小さいらしく、アジアンフィットだと合わないものが多いのです。
アジアンフィットが全て合わないというわけでもないようで、実際にヘルメットをかぶってみないとわからないという面倒くさい頭です。
とくに頭を左右にふると、ヘルメットが大きい場合はヘルメットの中で頭が動きます。これも、全体のサイズが大きいのか、横幅だけなのかがちょっとかぶっただけではわからない。
ヘルメットの調節ダイヤルを締めてフィットしたかに思えても、少し緩めるだけで頭が左右にブレる場合は幅があっていないからだとわかったのは、2つ目のヘルメットを買ったときでした。
頭がぶれないように調節をきつくしてしまうと、締め付けが強いので頭が痛くなってきてしまいます。そんなヘルメットを長時間かぶることはできません。ライド中もずれないで長時間痛くならないでかぶれるヘルメットって私の頭にはなかなか見つからなかったのです。
このため、今まで5つのヘルメットを1年間で買い替えています。
そして、買わなかったものも含めて、いろいろとヘルメット(かなりの数)を探していくうちに、頭の小さい私がヘルメットを選ぶときは以下の3つの手順を踏むと良いということに気づきました。
頭の小さい人がヘルメットを選ぶときの3つの手順
- 調節を全部緩めて頭にのせ、ヘルメットを前後左右に動かしてみる。前後が動きすぎる場合は全体が大きい。
- 前後が程よい大きさだった場合、鏡をみてヘルメットをかぶったときに眉毛が隠れてしまわないかみる。眉毛が隠れる場合は深すぎる可能性がある。深すぎるとライド中振動でヘルメットが前にずれてきてしまう可能性がある。眉毛がヘルメットに隠れない程度の深さが理想。
- 頭の前にヘルメットを押し付けて調節ダイヤルを締めてみる。後ろが程よくしまった時点でヘルメットをひねってみる。このときに簡単にヘルメットが簡単にずれる(回る)場合は、左右があっていない証拠。そのようなヘルメットもライド中にずれてきます。
私の場合、横だけでなく頭全体が小さいらしく、普通の方のサイズだと①でだめになるものも多々あります。
ショップの店員さんに、「頭小さいですねぇ」と驚かれることもあるくらいですので…。
アジアンフィットだとだいたい③でダメになります。ヘルメットがカクカク左右にずれるんです。
かと言ってヨーロッパフィットが合うのかというと②がダメだったりします。
今の時点で、上の選定基準でかぶってみて、フィット感がよく長時間かぶっても痛くならないヘルメットをご紹介したいと思います。
もちろん、今、私が使っているヘルメットのご紹介になりますので、もっとフィットするヘルメットが実はまだあるかもしれません。
でも今のところ、これからご紹介する2つのヘルメットが私にとってのベストチョイスの2つです。
Lazer SPHERE(スフィア)
まずは、ベルギーのヘルメットブランド、「Lazer(レイザー)」のSHPERE(スフィア)というヘルメット。私が購入した3つ目のヘルメットです。
ポリカーボネート ロールケージ構造を採用し、頑強なロールケージと衝撃吸収材の組み合わせでライダーの頭部を衝撃から保護します。CE規格はクリアしており、JCFも取得予定。基本的な安全基準は当然ですがクリアしています。
このヘルメットの特徴は形状が「オールフィット」形状になっていること。「アジアンフィット」でも「ヨーロピアンフィット」でもないんです。どんな形の頭にも合うという触れ込みなんですね。 アジアンフィットよりは横幅が少し狭くできているようで、左右のフィット感も悪くありません。 Lazerのヘルメットって、ヘルメットの後ろではなく頭の上にサイズ調節ダイヤルが付いています。頭全体を締め付けてくる感じなので、サイズが合えばおすすめのヘルメットです。 私の場合、実はサイズがほんの少し合っていません。スフィアのサイズはM(55-59cm)とL(58-61cm)の2つなんですが、Mサイズでもてっぺんのダイヤルを最大に締めないとフィットしてくれないのです。 そのため、ライド中に激しい動きや振動があると、ダイヤルが緩んでヘルメットがずれてしまうことがあるのです。もう一つ下のサイズがあればよかったのですが、SPHEREはこの2サイズのみのようです。 こちらのヘルメットは現在は、あまり激しいライドにならない通勤などに使っています。 ふつうに使っている分には十分にフィットしていますので、購入して大きな不満はありません。 デザインもキノコ頭になりにくく、色はオールブラックにしていますので、ビジネスやカジュアルな服装にしてもヘルメットだけ浮くような感じはありません。 |
KASK Mojito 3 (モヒート3)
欧州基準の“WG11”をクリアした最高の安全性がMojito3最大の特長です。
あらゆる角度から頭部に向かって飛び込む衝撃、とりわけ斜め方向からの衝撃や、衝撃時に回転が加わるねじれ衝撃などは、脳や首回りに深刻なダメージを残します。 MJITO3は実際の事故に基づく衝撃条件を分析して、可能な限り脳へのダメージを軽減することを基本設計としました。 その結果、MJITO3はWG11の基準を満たすばかりでなく、衝突安全性は従来品と比較して後部で32%、前部で25%、上部で12%を上回ったということです。 安全性ではかなりの高レベルであるといえます。 また、サイズ展開が、Sが50-56cm、Mが52-58cm、Lが59-62cmで、頭の小さい私でもMサイズで余裕のある調整ができます。 頭の小さい人にとってはとてもありがたいサイズ展開だと思います。 もちろん頭の大きい人にもLサイズであれば62cmまでありますので、心配ないでしょう。 そしてKASKの場合はアジアンフィットというバリエーションはないにもかかわらず、日本人にもフィットする欧州ヘルメットとして高い人気があります。 私の頭にも余裕をもってしっかりとフィットしてくれました! Octfitフィッティングシステムというフィッティングシステムによって、ダイヤルによる調整に加えてアジャスターの上下位置も簡単に調節できます。 これが、かなりのフィット感を生んでくれるため今までかぶったヘルメットの中で、抜群のフィット感があります。 私はKASKのヘルメットの存在は知っていたのですが、なぜか今まで手にする機会がありませんでした。 そしてこのヘルメットはなんと通販で購入。私にとってはかなりの掛けでした。何回もヘルメット選びで失敗した私にとっては、直感みたいなものがあり注文したのでした。 結果、大満足! 私には手放せないヘルメットになりました。 値段はLazer SPHEREに比べると若干高めになりますが、それだけの価値はある、と私は思います。 ただし、KASKのデザインはキノコ頭にならない、と言われていますが、頭の小さい人にはどうしてもキノコ頭っぽく見えてしまうのはKASKであっても同様です。 |
引き続き「ちゃりカメラ」をよろしくお願いいたします!