こんにちは!
よすけです。
健康のために自転車を本格的にはじめてそろそろ1年、この間にいろんな自転車関連の本を読んだり眺めたりしました。
今回は、その中で、私が「面白い」、「ためになるなぁ」と思った本を8冊ほどご紹介したいと思います。
今回ご紹介する本は、私がロードバイクを買った後に読んだ本です。
ただし、『弱虫ベダル』などの漫画については、今回は紹介から除外しています(一部に漫画が載っている本はありますが…)。
ご紹介するのは、私が実際に読んだ範囲の本です。
世の中にはまだまだ良書、神書はたくさんあると思いますし、紹介した本に異論のある方もいらっしゃると思いますが、あくまで初心者の目から選んだ本ですので、あしからずご了承くださいませ。
オーソドックス?な入門書
まずは、ロードバイクを買う前、買ったら読んでおいたほうが良いよ、という入門書を2冊紹介します。
エンゾ・早川 『ロードバイクに乗るときに読む本 改訂版』(趣味の教科書)
「改訂版」でも2012年の発行。
ちょっと古い本ですが、ロードバイクのことに関して、この一冊にあらゆることが書いてある本です。
バイクの選び方からセッティング、ライディングフォーム、トレーニングにセルフメンテナンスまで、ロードバイクに関する知っておくべき知識を集約した本です。
著者の書きっぷりが上から目線だという人もいて、評価があまり良くないという点はあります。
しかし、初心者にとっては、これ一冊で「ロードバイクを買ったら、考えたりやらなきゃいけないこと」の範囲がだいたいがわかる、という意味で価値のある本だと思います。
ただし、具体的なメンテナンスのやり方や方法については、この本だけだと分かり難いかもしれません。
丹波 隆志 × 中村 博司 『大人のための自転車入門』(日経ビジネス文庫)
この本も発行が2012年です。
中高年向けに自転車をはじめる人用に書かれた本です。
この本も自転車について網羅的に書かれている本ですが、自転車と健康についての記述に結構ページを割いて説明しています。
後半は20km→50km→100kmと距離を伸ばしていくためのプランニングや注意点などが書かれており、初心者には参考になります。
とくに距離を伸ばすという点で参考になる情報が多い本です。
この本は、ベテランには「そんなことは当たり前」といった内容が多いと思いますので、自転車を始めたばかりの人や自転車で健康になろうと思っている人に向いている本です。
私には自転車と健康の関係や距離ごとのプランニングなどで、参考になることが結構書いてありました!
どうやって走るか? より快適に走るための指導書
私にとってはこの本との出会いは大きかったです。
より楽に、速く走るためのヒント満載!
堂城 賢 『自転車の教科書』
2013年発行で、何気なく買ったほんなのですが、今では私にとってバイブルになった本です。
「やまめ式」という自転車の乗り方で、より楽に、より速く、より安全に走る乗り方を紹介した本です。
この本は写真は一切なく、イラストで解説しているのですが、このイラストがわかりやすいのです。
ひと目見てパッと入ってきて覚えやすい。
私もこの本の内容を熟読して、やまめ式の乗り方を練習しました。
私は、コロナ禍ということもあり長野まで講習には行っていませんが、この本に書かれたことが上手くできると足が勝手に動くという感覚や自転車の真ん中を意識するなど、「なるほど〜!」という発見がたくさんあった本です。
今でも、乗り方について確認や疑問が出てきたら、まずはこの本を読むようになっています。
少しずつライドの距離が伸びてきて、もっと楽に乗りたいと思っている方には、まずはこの本をおすすめします!
堂城 賢 『自転車の教科書 ー身体の使い方編ー』
発行は2015年。
上でご紹介した「自転車の教科書」の続編です。
こちらは、自転車の乗り方というよりは、自転車に乗るための身体の仕組みとつくり方の解説本です。
この本も前書と同様にわかりやすいイラストが印象的で、やまめ式の「おじぎ乗り」を実践するための身体の使い方やつくり方のノウハウが満載されています。
本に書かれていることを実際にやってみると、「ああ! ホントだ!」とか「なるほどそういうことか…!」ということがコチラも満載で、上でご紹介した入門書2冊で書かれていることを否定した記述があったりと読んでいて飽きません。
やまめ式をより理解することで実践しやすくなると思います。前著と合わせておすすめできる本です。
安全に走るには? より安全に走るための本
ロードバイクやクロスバイクは車両です。安全な道の走り方や法律、ルールなどはしっかりと知っておくべきですね。
疋田 智、小林 成基 共著 『新・自転車”道交法”』(エイムック 3721)
発行は2017年。
自転車活用推進法が施行されたのが2017年5月なので、それに合わせて出版された本です。
法律の解説本ではありません。
自転車がより快適に、安全に走るためのルールの確認と、どう走ればよいのかわからないような交差点の走り方など、道交法上ではこうだが、現実は…、みたいな記事もあって、どちらかというと著者のお二人の自転車ルールに関するエッセイみたいな「読み物」です。
どこを走るか? サイクリングコース本(ガイド本)
私の場合、レースに出るなどといった目標ではなく、健康にゆったりとライドを楽しむことが目下の自転車の乗り方です。ですので、どんなコースを走るのが楽しいか、という観点でサイクリングコースなどを考えます。その前提で購入した本をご紹介します。ガイドはいずれも東京周辺のガイドなのですが、ガイドの項目や使い方などは参考になるかもしれません。
『東京周辺 自転車散歩マップ』(るるぶDo!)
2011年の発行。
東京周辺のガイドなので、それ以外の地域にお住まいの方にはお役に立たない本のご紹介で申し訳ありません。
この本を購入した理由は、ただ道を紹介したものでなく、途中の公園で休憩することも含めて、公園内の地図や乗り入れ禁止かどうかまで書いてあるためです。
それに、コースの高低図ものっておりこれも便利です。
距離は10km前後から30kmくらいまでのコースなので、気軽に辿れるコースが多く載っています。
山と渓谷社編 『東京周辺 ロードバイク トレーニングコース ガイド』
2013年発行。
これも東京周辺のコースガイドで申し訳ありません。
ロードバイクでレースに出るなどの本格的トレーニングに適したコースをガイドした本なのですが、「道志みち」「ふじイチ」や「かすイチ」など、有名所のコースが載っており、いつかは走ってみたいと思っているコースを眺めるためだけに購入した本です。
ここに書かれているコースは、ガチのローディさんたちがたくさん走るコースですので、実際に走るのは自分にもっと自信がついてからになると思います。
コースの特徴や走行アドバイスなど、けっこう細かく出ているので、自分が走っている姿を「妄想」しやすい本です。
自転車本?
自転車に関係はしていますが…
『自転車に乗って』アウトドアと文藝
2020年12月発行。
この本は、自転車本というより、自転車にまつわるエッセイ、小説、詩、漫画などを集めた文藝本です。
夏目漱石、萩原朔太郎、群ようこ、忌野清志郎など、けっこうバラエティに飛んだ顔ぶれです。
内容もバラエティに富んでいるので読んでいて飽きませんでした。これを読んで自転車の乗り方や技術が向上することはありませんが…(笑)