こんにちは。
よすけです。
今回はカメラストラップについての記事です。
私は、以前からライドでカメラを持ち運ぶときはバッグに入れて持ち運んでいます。
ストラップを斜め掛けにしてカメラを裸で持ち運ぶと、走行中のホコリや雨などでの水濡れなどによるカメラへのダメージや、万が一の落車時にカメラをぶつけて壊してしまうリスクがあるので、カメラを壊すリスクをできるだけ小さくしたい、というのがバッグに入れて持ち運ぶ理由です。

もちろん、上記のリスクを承知の上であれば、カメラストラップでカメラを裸で持ち運ぶのは十分ありだと思います。
特に大きな一眼レフをお持ちの方などは、防塵防滴のカメラとレンズであれば、多少はホコリや水濡れのリスクが低減されますし、カメラだけの重さで運べますし、何よりストラップを緩めてすぐに写真が撮れるという素早さは、このパターンが一番だと思います。
しかし私の場合は、カメラ本体は防塵防滴ではありませんし、カメラの大きさは一眼レフに比べると小さくコンパクトですので、カメラが壊れるリスクをできるだけ小さくする意味でバッグで持ち運ぶことにしています。
では、バッグにカメラを入れて持ち運ぶのにカメラストラップは必要なんでしょうか?
結論から言えば、
なぜか。
その理由も含めて、お話したいと思います。
今回の記事は、
- カメラにストラップをつけるかどうか迷っている
- カメラストラップがなぜ必要なのか知りたい
- カメラストラップのおすすめはあるのか
という方に向けて記事を書きました。カメラストラップについて迷っている、悩んでいる方は最後まで読んでみてください。
カメラストラップの必要性
そもそも、カメラストラップは必要なのか?
もともと、私はカメラストラップをつけない派なんです。
理由は以下の3つのデメリットがあるため。
デメリット1)バッグへの出し入れでは邪魔になる
バッグでの持ち運びを中心にしているとストラップを付けたカメラを入れたり出したりすると、ストラップがかさばって本当に邪魔になります。
小さいバッグに入れるときは、ストラップを折りたたんで入れないと入らなかったり、取り出すときにバッグの中の他のレンズを引っ掛けて一緒に出てきて危うく落としそうになったりすることもあります。
デメリット2)撮影時にストラップが邪魔になる
カメラを構えたときにストラップが写り込んでしまって、写真が台無しになったという経験があります。
とくに縦構図で写真をとるときに、ストラップがだらんと前にたれて邪魔をする、あるいはファインダーの前に垂れ下がってイラッとするということもあります。
デメリット3)引っ掛けてしまう危険がある
自転車でストラップにカメラを固定して移動する際にストラップが緩んで引っ掛けてしまうリスクがあります。
撮影を繰り返すうちに、少し先でまた撮るからとすこし緩めにしておいて、移動中にストラップが枝に引っかかり落車してカメラを壊したなんていうことになりかねません。
バッグだってそのリスクは有るじゃんという方もおられると思いますが、バッグのストラップは緩めたりすることは殆どありません。
クロスストラップをはずして、そのままスッとバッグを前にもってくればカメラを取り出せます。
ストラップのように頻繁に緩めたり締めたりしませんので、緩んだまま移動することはありません。
とくにライドで撮影するときは、小型のバッグでカメラを入れて持ち運ぶのでストラップは邪魔でしかありませんでした。
ですので、バッグに入れて持ち運ぶときはカメラにストラップはつけないというやり方を続けてきています。
え、じゃぁストラップは必要ないんじゃないの?
ストラップをつけるメリットは以下の5つ。
メリット1)カメラを落とすリスクが無くなる
首にストラップでぶら下げておけば、ふとした拍子にカメラを手から滑らせても地面に落とすことはありません。
とくに、高いところで風景などを撮っているときにはとても安心感があります。
とくに冬のライドでフルフィンガーの手袋をつけたままカメラを取り出すときにはストラップがないと滑って落とさないようにかなり神経を使います。
ストラップを首にかけてから取り出すと安心して取り出せます。
メリット2)レンズ交換が楽になる
首にカメラをぶら下げておくことで、カメラからレンズを外して、違うレンズを付けるときの作業がとてもスムースです。
カメラをぶら下げておくと両手が使えるので、レンズキャップの取り外しやカメラへの脱着がとてもしやすいのです。
レンズ交換はしないに越したことはないのですが、広大な風景を撮っておきたいというニーズと望遠で景色を切り取ったり、花などをボケを生かした写真を撮りたいというニーズではやはりレンズ交換したほうがきれいな写真が撮れます。
できるかぎりレンズ交換をせずズームレンズで撮影するのが負担はないのですが、小型の明るい単焦点レンズをもっているとけっこう活躍する場面があります。
また、風景写真などは、望遠と(超)広角レンズの両方で撮っておきたいシーンに出くわすこともあるので、レンズ交換はする前提でカメラを持っていくことが多いです。
メリット3)撮影時は撮りたい瞬間に撮影できる
自転車を停めて、ストラップを緩めてすぐにカメラをすぐ構えることができるというのは、バッグに入れているときはカメラを出す手間がめんどうくさいので、まあいいかと写真を取るのを諦めてしまう人にはメリットになります。
ストラップでカメラをぶら下げていれば、シャッターチャンスを逃さずサッと速写できるので撮影にストレスがたまりません。
持ち運ぶときはバッグに入れておきますが、たとえば自転車を降りて、周りを歩いたりしてじっくりと写真を撮るとき、あるいはシャッターチャンスを狙うために待っているときには、ストラップでカメラをぶら下げておくのはとても便利です。
メリット4)防犯対策・うっかり対策
首から下げているカメラを盗むような人はほとんどいないと思います。
ライドの休憩時間に、カフェの机の上にカメラを置いておいて、目を離した間に盗まれるとか置き忘れるといったリスクを防ぐことができます。
バッグにしまっておけばよいのでしょうが、休憩時は写真を撮ることが多い時間でもあります。
どうしてもカメラを取り出してすぐに撮れるようにしておきたいと思うので、ストラップがないと机や椅子に置くことになり、落としたり、上から座ってしまう、なんていうリスクもありますね。
メリット5)複数のカメラの運用が楽
私の場合は、自転車のライドではやらない運用ですが、クルマなどですこしじっくりと撮影に行くときは、2台のカメラに望遠と広角を別々につけて撮影に望む時があります。
レンズ交換の必要がなくなるのと、素早い撮影が可能になるからですが、この場合はストラップは必須となります。
実際にストラップを付けた運用をしてみると、とくに私の場合は、ミラーレスカメラを持っていくときのレンズ交換でストラップは大活躍します。
ストラップをしていないときの半分の時間でレンズ交換ができるというのは、撮影時のストレスをかなり軽減してくれます。
こういったメリットもあるので「ストラップなんか必要ない」とは言えませんし、ストラップをしているメリットを実際に感じることもできます。
カメラストラップの条件
こうして考えると、カメラストラップは必要でもあり必要でもないという、ちょっと厄介な存在というかなり微妙な位置づけになりますね。
つまり、必要なときにはストラップをつけて、必要のないときはストラップを外すという運用が求められるということです。
カメラをバッグに入れて持ち運ぶ際は、ストラップをつけない。
撮影先でカメラを素早く構えるとか、レンズ交換するときにはストラップをつける。
こういうストラップの運用が理想的になるわけです。
つまり、
バッグにはカメラと別々に入れることができ、かつストラップがバッグ内でできるだけかさばらない
というのが私の求めるカメラストラップの条件となります。
カメラストラップのおすすめ
カメラストラップの条件を満たすストラップとして、いろいろなものを試しましたが、私が現在使用しているストラップは、ピークデザインというメーカーのストラップです。
カメラを趣味にしている人は、多分どなたもご存知のメーカーだと思います。
アンカーリンクス
ピークデザインのストラップの特徴は、アンカーリンクスという仕組み。
アンカーという丸い留め具をカメラにつけ、ストラップのアンカーハウジングにカチッと入れたりはずしたりして簡単にストラップの脱着ができる仕組みです。
バッグに入れて持ち運ぶときはストラップを外しておき、バッグからカメラを出してしばらく撮影をするときはストラップをカチッとつけて首から下げるかたすき掛けにしておき、すぐに撮れるようにしておく。

アンカーハウジングは、ストラップの幅が許せばどんなストラップにも取付可能ですから、カメラ購入時についてくる純正のストラップを利用している方にもこの仕組の導入は可能です。
カメラに取り付けるアンカーの紐は90kgに耐えられる強度をもっており、耐摩耗性も優れています。
私は10年くらい使っていますが、重さや摩耗で切れたことは一回もありません。
現在のアンカーはV4というバージョンですが、唯一の欠点は、紐が太いのでカメラのストラップの穴が小さいと金具をつけないと取り付けられないという点。
まあ、気にしなければよいといえばよいのですが、どうしても気になる場合は別メーカーのアンカーを使う手はあります。

こちらはアンカーの紐がかなり細いのでカメラの小さな穴にも入りそうです。紐には鋼線を入れて耐荷重は90kgと謳っています。
こちらのアンカーは、ピークデザインのアンカーハウジングでも使えることができるそうです。
私はこちらを利用したことが無いのですが、Amazonでの評判は悪くないようです。
ストラップおすすめ2選
私が現在使っているストラップは次の2種類です。

ひとつ目は、「リーシュ」というすこし細めのストラップです。
細身なのでバッグに入れやすいのと、長さの調整が楽だというのがその理由です。
長さの調節は、写真のようにストラップに付いている紐を引っ張りながら簡単に調節することができます。
多少慣れが必要な部分はありますが、慣れてしまえばかなり素早く長さを調節することが可能です。
ライドで使うストラップはもっぱらこちらを使います。
ストラップが細いので、重いカメラだと首から下げると首に食い込みますが、持ち運び時はバックに入れていますので、ストラップを使うのは撮影時だけですし、必要がなければストラップをしないで撮影しますので、私にはストラップはこれで十分です。
小型のミラーレス一眼程度であればこちらのストラップで十分だと思っています。
もう一つのストラップはこちら。

こちらは、思い一眼レフなどのカメラ用に購入したものなのですが、現在はそれほど重いカメラを持っていないので、このストラップは、主にバッグの肩掛け用のストラップとして使っています。
アンカーをつけるところとこのストラップがあれば、ショルダーバッグのストラップとして使えます。
たとえばこのような感じで、Dリングなどがあるバッグでは簡単にアンカーがつけられます。
ピークデザインのストラップは、お安くないのでこういった形で有効活用できるのはとてもありがたいですね。
このストラップの長さ調節は、ストラップについている金具で行います。
長さを調節するときはこの金具を立てて指を金具に引っ掛けてずらして調節します。
調節が終わったら金具を寝かせておきます。
繰り返しますが、この2つのストラップとも、長さの調節については慣れると簡単にできるようになります。とくにストラップを伸ばすときはかなり楽に伸ばすことができるようになります。
カメラ自体を引っ張ってもストラップが勝手に伸びたりしないので、ストラップが自然と伸びることは無いですが、重いバッグを持ち運ぶ際や、カメラを裸で持ち運ぶような際には少しばかり不安があるかもしれません。
ただし、私のような使い方ではストラップが勝手に伸びたことは今のところは無いです。
長いレンズをつけた時のストラップの付け方
ついでに一眼カメラに長いレンズをつけるときの、ストラップの取り付け方についてもお話しておきましょう。
こんな風にカメラのレンズが前に飛び出てしまうし、お腹にカメラがあたって下げにくいですよね。
こういうときは、カメラの三脚穴を利用してストラップをつけるとカメラが安定します。
私の場合は、カメラを三脚に取り付けることもあるので、こちらをカメラの三脚穴につけっぱなしにしています。

このプレートはアルカスイス互換なので、大抵の三脚に使えるのと、アンカーを取り付けることができます。
ここに、ストラップをつけると、
カメラをぶら下げたとき、素直にカメラが下を向いてレンズが飛び出ることがありません。
写真のようにたすき掛けにして後ろに回しても、カメラとレンズが体にくっつく形になるので、レンズをぶつけるリスクがだいぶ低くなります。
大きなレンズをつけるときはこの方法が一番です。
まとめ
私の場合、ライドなどでカメラを持ち運ぶ際は、カメラバッグで持ち運んでいるのでストラップは不要です。
ストラップをつけたカメラをバッグに入れると入れにくいだけでなく、ストラップがバッグの中身を勝手に引っ掛けて一緒に出してしまうなんてこともあって、煩わしいだけです。
ただし、撮影時にはストラップは両手をフリーにしておけるし、レンズ交換も楽にできるなどのメリットもあるので、ストラップがあると撮影がしやすくなる面もあります。
なので、私の場合はピークデザインのアンカーリンクスを使って、バッグにしまうときはストラップを外し、バッグからカメラをだして撮影する状況に応じてストラップを使うような運用をしています。
たかがストラップ、されどストラップ・・・。
ライドでカメラを持ち運んでストレスのない撮影をするためには、ストラップはあったほうがよいというのが私の結論です。
この記事が、カメラストラップをどうしようか悩んでいる方や、ストラップの使い方について迷っている方のご参考に少しでもなってくれたら嬉しいです。
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