こんにちは、よすけです。
前回、ロードバイクで持ち運ぶコンデジは何が良いかというお話をいたしました。
コンデジを買ったけど、ロードバイクでどうやって持ち運ぶか?
今回の記事は、
・せっかく買った高級コンデジを傷つけないで持ち運びたい
・さっと取り出してさっと撮れるような持ち運び方を知りたい
こんにちは。 よすけです。 以前、ロードバイクで持ち運ぶカメラとしてはミラーレス一眼がいいですよ、という記事を書きました。 それなりに反響は頂いたのですが、ロードバイク用のカメラを考えている方の中にはそ[…]
ロードバイクでコンデジを持ち運ぶ理由は?
前回の記事のおさらいになりますが、そもそもロードバイクのライドでコンデジを使うのは、「スマホの写真より画質を良くして、クローズアップや背景ボケを生かした味のある写真が撮りたい」
という理由でコンデジを手に入れた方が多いのではないかと思います。
つまり、
から、わざわざコンデジを買って持ち運ぶわけです。
だから、逆を言うと、スマホの写真の画質が良くなればなるほどコンデジを持っていく理由がなくなるという可能性もあります。
しかし、少し写真にこだわり始めると、「露出」「絞り」「シャッタースピード」をある程度細かく設定・調整して、より綺麗に印象的に写したい、となってくると今のところは、スマホよりコンデジの方に分があるといえるでしょう。
私が前回おすすめしているカメラは、すべて1インチセンサー以上の高画質の高級コンデジです。
高級コンデジであれば写真のとり方にこだわるようになっても、オート撮影を卒業して「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせを選べるプログラム撮影や、もっと本格的な「絞り優先」「シャッタースピード優先」モードがあり、完全な「マニュアル」撮影モードなどまで活用できるというメリットもあります。
「露出」「絞り」「シャッタースピード」「感度」など細かい設定もコンデジなら比較的簡単に調整できますので、コンデジのモードによってさまざまな調整を行うことができ、本格的な写真撮影を楽しむことも可能だというのがコンデジを使う強みでもありますね。
さらに、写真をRAW撮影することもできるので、「Lightroom」などのPCの写真レタッチソフトを使って、色合いや露出をあとから自分好みの写真にすることも可能です。
ロードバイクでコンデジを持ち運びたくなるのは、このようなさまざまな写し方の調整や写真の加工などが画質の劣化が少なく行えるという点もスマホに比べて優れている点といえるでしょう。
ロードバイクでコンデジを持ち運ぶ3条件
こう考えると、ロードバイクでコンデジを持ち運ぶ条件は、高機能高画質であっても、
というのがベストということになりますよね。
とはいえ、スマホと全く同じというわけにはいきません。
スマホよりは大きいし厚みがありますし、ボタンやダイヤルもいくつも着いていたりします。
高級コンデジを買えば、値段も馬鹿にならないですし、無造作に持ち運ぶのも傷や故障を考えるとちょっと怖いですよね。
かと言って、大げさなカメラバッグに入れて持ち運ぶつもりもない。
そんなことを考えると、コンデジをロードバイクで持ち運ぶ条件は以下の3つを最低でも満たす必要があるのでないでしょうか。
- カメラがすぐ取り出せてさっと撮ることができる
- カメラが傷ついたり誤動作しないように保護して持ち運べる
- 持ち運ぶのに重くならない
この条件をできる限り実現できるような持ち運び方がベストということになるでしょう。
でも、そんな持ち運び方ってあるのでしょうか。
完全、とは言えないかもしれませんが、次の3つのパターンで考えて、おすすめの持ち運び方を考えてみましょう。
コンデジをロードバイクで持ち運ぶ形【3パターン】
コンデジを持ち運ぶ3つの条件を考えながら、持ち運ぶパターンとしては、
- コンデジをそのまま持ち運ぶ
- バッグやポシェットなどで身につける
- 自転車のバッグに入れる
という3つのパターンが考えられます。
【パターン1】そのまま持ち運ぶ〜持ち運び用のおすすめケースも紹介
写真のようにサイジャのポケットに、コンデジをそのまま入れて持ち運ぶというパターン。
一番簡単でシンプルです。
カメラがすぐに取り出せて、さっと写真撮影することができます。
写真のカメラは、SONYのZ-V1ですが、前回おすすめしているSONYのRX100シリーズとほとんど変わらない大きさです。
ポケットに入れた写真がこちら。
まあ、これくらいなら許容範囲、これでいいじゃん!と思った方、実は少々懸念事項がございます。
まず、すべてのコンデジがこのようにサイジャのポケットに入るかどうかはわかりません。
SONYのRX100シリーズやCanonのG7X、RICHO GRⅢあたりまでは入りそうですが、FUJIFILMのX100VやCanon PoweShot XG1などは入らないんではないかと思います。
無理矢理入れてサイジャやゴムが伸びてしまったり、ポケットが破れたりしてしまっても責任は持てません。
さらに、ポケットに入るサイズのSONY RX100シリーズやCanon G7X、RICHO GRⅢは防塵防滴の筐体ではないので、濡れると故障する可能性があります。
サイジャが汗で濡れた場合、レンズに汗が付いて汚れるだけならまだしも、汗がカメラに染み込んで故障するということもあるかもしれません。
汗をかかない、あるいは冬場で汗をかかないときのジャケットのポケットなどではそんな心配はいらないかもしれません。
カメラが汗などで濡れてしまうのを覚悟して持ち運ぶのであれば、一番シンプルで取り回しが良いパターンですので、なんとか対策を考えたいところですよね。
そこで、カメラを防水の袋や小さな袋に入れて持ち運ぶことも考えられます。
私は初代のRX100を持ち運ぶときはこのパターンで持っていきます。
サイジャのポケットに入れられるカメラであれば、このようなケースが使えます。
こちらは防水機能もあるのでおすすめです。
RX100シリーズはもちろんのこと、Canon GX7、RICHO GRⅢくらいの大きさまでなら十分入ります。
ソフトケースですが、カメラを保護するため、分厚くなっており内側は起毛で覆われています。少しくらいのショックではカメラは十分保護できそう。
サイジャのポケットに入れると
このように収まります。
もっと頑丈なのは良いという方にはこちら。
結構大きくなってしまうのですが、
このように大きめのケースでも、ケースにカメラが入るのであれば、比較的小さなポケットのサイジャでもなんとか入れることはできます。
頑丈にできているので落車してもカメラを壊すリスクはかなり低減できそうです。
ただし、出し入れのスムーズさなどを考えると、kinokoo デジタルカメラケースの方が使いやすいので、ソフトケースではありますが、カメラを裸でポケットに入れるより遥かにカメラは保護されますし、防水加工で汗濡れの心配もないのでので、kinokooのカメラケースの方が使い勝手もよく、おすすめです。
また、濡れの心配を完全に無くしたいのであれば、究極の対策は防水防塵のカメラを使うこと。
前回にも番外編としてご紹介しましたが、Olympus Tough TG-6などのカメラを使うことです。
しかしセンサーサイズがスマホと同じになるので、画質はスマホの写真と変わらなくなると思います。
ただし、カメラとして、撮影モードの選択やマクロ撮影などの機能を持っているのでその点はスマホよりもカメラとしての使い勝手の良さはあります。
【パターン2】バッグやポシェットなどで持ち運ぶ
こちらは、以前、一眼カメラを含めたカメラバッグは何が良いか、記事を書いたときにご紹介した方法です。
コンデジはコンパクトなので、小さなポシェットのようなもので十分ですが、せっかくバッグを持つのであれば、財布や小さなワイヤーキーなども入れておけるものの方が便利かもしれません。
私はこちらを使っています。
中身はこんな感じ。
このように、コンデジ(このときはリグを付けていました)、ハンドタオル、財布などが余裕で入ります。
これをキュッと短めに袈裟懸けにして持ち運びます。
基本これで安定してくれますが、ストラップが緩むと前にずれてきたりはします。
ここまで大きくなくて良いのであれば、もう少し小型のウェストバッグやポシェット(サコッシュ)などを利用するのもありでしょう。
このパターンのデメリットは、撮影するたびにカメラをバッグに出し入れする必要があること。
バックを前に回して、チャックを開けて、カメラを取り出して、撮影し終わったら、またバッグにしまうという動作が必要なことです。
それが苦にならないなら問題はありませんが、ライド中に自転車を停めて、この動作をするのは億劫になるという方も多いです。
余談ですが、ミラーレス一眼を使って本格的な撮影をしたいときは、私はしっかりとしたカメラバッグを使います。
このバッグは、デジタル一眼レフでも持ち運び可能で、レンズは1-2本持っていくことができます。
補助ストラップが付いているので、重いですがズレて前に回ってくることはありません。
私はめったにロードバイクで本格撮影をすることはありませんが、大きなカメラを持ち運ぶ方は、このバッグはおすすめです!
【パターン3】自転車のバッグに入れて持ち運ぶ
最後のパターンは、写真のようなフロントバッグやトップチューブバッグにカメラを入れて持ち運ぶパターンです。
私が使っているフロントバッグはこちら。
コンデジだけではなく、小型のミラーレス一眼に小さなレンズであれば、交換レンズ一本入れても余裕です。
もちろん、コンデジなら、ミニ三脚、財布、タオルなど小物を入れても十分余裕で入ります。
フロントバッグ以外でも、トップチューブバッグに入れて持ち運ぶこともできます。
フロントバッグと比べると、カメラの出し入れが楽です。
自転車のバッグに入れるメリットは、サイジャのポケットをひとつ潰さなくてすむので、サイジャのポケットに補給食や財布など他のものを入れる余裕ができること。
身につけていないので身体の動きが楽になることなどが挙げられます。
一方、デメリットは、自転車の振動をもろに受けるので、カメラが振動で傷ついたり、故障するリスクが高まります。
対策としては、パターン1で使ったカメラケースに入れてからバッグに入れることで、カメラが他のものとぶつかっても保護することは可能で、カメラ保護としては万全でしょう。
ただし、パターン2と同じで、カメラを撮影のたびにバックから取り出して(ケースに入れていれば、さらにケースから取り出して)撮影して、またバッグに入れるという手間がかかります。
まとめ
以上、3つのパターンを見てきましたが、どれが一番良いんでしょうか?
カメラの保護を重視するか、取り回しを重視するかで意見は分かれるのではないかと思います。
私の私見としては、コンパクトなコンデジをスマホ代わりのカメラとして最大限活用するなら、パターン1で、カメラの防水と保護のためカメラケースに入れてサイジャのポケットに入れるのがベストではないかと思います。
私の場合ミラーレス一眼を使うことが多いので、ミラーレス一眼の場合はパターン1はむずかしいです。
コンデジでも大きなカメラの場合は、パターン1を諦めざるを得ない場合もあるかもしれません。
その場合は、パターン3をおすすめします。
パターン2のバッグを担ぐ場合、やはり身体への負担やズレてくるなどのストレスが出るので、最近はこのパターンでの持ち運びはめったにしなくなりました。
私は、フロントバッグに小型のミラーレス一眼を振動や傷対策として保護用風呂敷やタオルにくるんで持ち運ぶことも多くなっています。
ポイントは、バッグ内のカメラが揺れたり他のものにぶつかったりしないようにタオルやカメラ保護用風呂敷などを活用してカメラのまわりに隙間をつくらないことです。
この場合、カメラの出し入れの面倒臭さはどうしても出てしまいますが・・・。
※保護用風呂敷とはこのようなものです。
結論としては、カメラが小型のコンデジであれば、パターン1で汗対策を施すのが一番使い回しがよく、撮影もストレスなく行えると思います。
どうしてもサイジャのポケットには入らない(入れたくない)のであればパターン3が私としてはおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
コンデジの持ち運びに悩んでいる方に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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