ロードバイクで持ち運ぶカメラに加えた X-E4〜レンズXF27mmf2.8は旧型で十分!(X-E4後編)

こんにちは。

よすけです。

 

前回、FUJIFILMのX-E4をロードバイクで持ち運ぶカメラに加えたお話をいたしました。

今回は、X-E4にぴったりなパンケーキレンズ、XF27mm f2.8についてお話します。

ただし、私は、最近発売されたXF27mmF2.8R WRではなく、2013年に発売された旧型のXF27mmF2.8を使っています。

私はこちらで十分だと思います。

よすけ
写りもなかなかのものです!

私が旧型レンズを使う4つの理由

X-E4の発売と同時にXF27mmF2.8もバージョンアップしてXF27mmF2.8R WRが発売されました。

このレンズも現在、在庫なし状態が続いており、現在入手はかなり困難です。

もし、簡単に手に入っていれば、この新型のレンズを購入していたかもしれません。

最初は、今持っているXC15-45mmF35-5.6 OIS PZをメインに使って、在庫が出てくるまで我慢しようかと思いました。

このレンズも軽量で、F値が少し暗いのですが、写りはとてもいいレンズです。

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XC15-45mmはX-E4のキットレンズとして販売されていますので、組み合わせとしてはFUJIFILMも前提としている組み合わせです。

しかし、レンズの長さは、電源OFF時でも44.2mmあり、XF27mmの倍近く前に出っ張ることになります。

XFシリーズのレンズで最も薄いXF27mmF2.8を取付けるとまるでコンパクトカメラのようになり、ロードバイクで持っていく日常使用するカメラとしては機動性が格段に良くなります。下の写真をご覧いただければよくわかると思います。

なので、やはりXF27mmを使いたい!

そして思いついたのが、旧型のレンズの購入です。

旧型と新型を比較してみて、性能に大きな差がないのであればそれもありでは? と考えたわけです。

その結果、「X-E4には旧型で十分じゃないか」となり、旧型のレンズを購入することにしました。

その理由をお話します。

ただし、これはあくまで私の考えですので、その点はご留意くださいね。

理由1)スペックの差

XF27mmF2.8
(旧型)
XF27mmF2.8R WR
(新型)
レンズ構成 5群7枚(非球面レンズ1枚) 5群7枚(非球面レンズ1枚)
画角 55.5度 55.5度
開放絞り F2.8 F2.8
最小絞り F16 F16
絞り羽根 7枚(円形絞り) 7枚(円形絞り)
撮影距離 34cm〜∞ 34cm〜∞
最大撮影倍率 0.1倍 0.1倍
外形寸法 最大径61.2mm 長さ23mm 最大径62mm 長さ23mm
重さ 78g(レンズキャップ・フード含まず) 84g(レンズキャップ・フード含まず)
フィルターサイズ 39mm 39mm

上の表でスペックの差を見てください。

違いは最大径と重さ。(青字で記載)

わずかではありますが、旧型の方が小さくて軽いんです。

それ以外はすべて同じ、ということは、写り、画質については旧型も新型も全く一緒ということです。

写りが変わらないのであれば、旧型で十分では?

 

理由2)価格差

Amazonでの新型の値段は、47,000円、カメラのキタムラで46,530円です。(2021年9月現在)

一方、旧型は新品は販売していないものの、中古の中でも新品同様品は、私の場合は、Amazonで34,800円で見つけました。(これを購入しています。)

2021年9月現在では、もう少し高くなっているようです。

それ以外で、「状態」が良いとされるもので35,000円〜38,000円台で販売されています。

「状態」は使えれば良い、と割り切るのであれば、30,000円台からのものもあります。

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※カメラのキタムラは、中古品の「○点」のところをクリックすると中古品の価格がご覧になれます。

新型と旧型では、新品と中古という違いはありますが、新品同様でも1万円以上の差があります。

安く手に入れるのであれば、旧型の中古で十分では?

 

理由3)機能差

旧型と新型の機能面では、2点差があります。

 

まずひとつ目は、絞りリングの有無。

旧型で、評価が低かった点は、XFレンズなのに「絞りリングがない」というもの。

確かに、絞りリングがあったほうがFUJIFILMらしいし、操作も楽です。

しかし、絞りリングがなくてもX-E4の前ダイヤルでしっかりと調節できます。

先程お話した、私の持っているXC15-45mmもXCレンズなので絞りリングは付いていませんが、すごく不便だと思ったことはありません。

X-E4は前回のブログでお話したように、機能面はできるだけシンプルにしたミニマルなカメラです。

前ダイヤルで絞りを調整することに抵抗がないのであれば、旧型で十分では?

 

ふたつ目は、防塵防滴仕様であるかないかの違い。

X-E4本体は、防塵防滴仕様ではありません。

X-E4で使うという前提であれば、レンズだけが防塵防滴仕様であっても意味がないです。

したがって、防塵防滴でない旧型でも十分では?

 

理由4)ラインアップ差

これは、好みの問題ではありますが、新型にはブラックしかありません。

旧型には、ブラックとシルバーの2つのラインアップがあります。

私が購入したX-E4はシルバーです。

シルバーのカメラにブラックも決して似合わないわけではないのですが、私としてはできればシルバーのレンズがいいと思いました。

シルバーのレンズは旧型にしかない、というわけです。

XFシリーズにはシルバーのレンズはないので、今後も新型にはシルバーのレンズは出てこないのではないか、とも思います。

 

以上の4つの理由で、私は旧型の新品同様のレンズを購入した、というわけです。

 

ひとつだけ、別売の新型用のレンズフードを買いました。

フジツボ型のレンズフードでアルミ製。旧型にはレンズフードは付いていません。

装着すると見た目もカッコよくなり、レンズ保護にもなります。

旧型でも問題なく取付けることができますので、このフードはおすすめです。

上の私のX-E4の写真には、このフードを装着してあります。

 

XF27mmF2.8の使用感と写りについて

焦点距離27mmを35mm判に換算すると41mmという画角になります。

標準とも広角とも言い難い中途半端な画角という印象がありますが、人が見た視野に近く、見たままのシーンをそのまま写真にすることができる画角です。

富士フィルムX-E4 / XF27mmF2.8(1/640・f/5.6で撮影)

遠景を撮っても、画角が狭いという感覚はありません。人の目に近い感じで写るので、自然な感じで撮影することができます。

富士フィルムX-E4/XF27mmF2.8(1/480・f/5.6で撮影)

カメラを覗いても被写体の大きさがほとんど変わらない、そんな感覚です。

だから、カメラを構えてすぐにシャッターを切って、景色を切り取っていく、そんな気軽な撮影が可能です。

富士フィルムX-E4/XF7mmF2.8(1/500・f/5.6で撮影)

最短撮影距離は34cm、撮影倍率0.1倍なので、あまり寄れないレンズですが、この程度までは寄れます。

富士フィルムX-E4/XF27mmF2.8(1/350・f/2.8で撮影)

絞り開放でも、ボケはこの程度ですが、いい感じのボケだと思います。

富士フィルムX-E4/XF27mmF2.8(1/180・f/3.6で撮影)

こういったスナップ写真ではいい味がでているのではないでしょうか。

富士フィルムX-E4/XF7mmF2.8(1/400・f/5.6で撮影)

基本、Pモードでカメラ任せ。

それでもこうやって煽って撮ってみると、けっこう味のある写真になります。

どの写真も解像感が非常に良く描写がクリアなのも特徴だと思います。

 

まとめ

27mmという微妙な画角がどうなのかと思っていましたが、撮ってみると非常に素直にシャッターが切れる画角です。

まさにライドのスナップなどにはうってつけの画角だと思います。

寄っても引いてもいろいろな撮り方ができるレンズ。

小さくて軽いので機動性抜群。

まさにスナップのためにあるレンズ。

X-E4との組み合わせでライドにいつも持っていきたいカメラ&レンズになりました!

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これにXC15-45mmのズームレンズがあれば、写真撮影で広角から中望遠までカバーできるので、ロードバイクで持ち運ぶカメラとレンズの組み合わせとしては、最強ではないでしょうか。

 

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この記事が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。

引き続き「ちゃりカメラ」をよろしくお願いいたします。

 

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