ロードバイクでカメラを持って撮影する楽しさをお伝えしようとしているのがこのブログです。
でも、今回のタイトルはちょっとネガティブ(否定的)っぽいですよね。
どういうことなのか?
実は、せっかくカメラを買ったのに、もうカメラを持っていかなくなってしまった人、結構多いようなのです。
私からすれば、こんなもったいないことはない。
せっかく買ったカメラを使いましょうよ、と言いたいのですが、
「いや、カメラを持っていくのが億劫で・・・」
とおっしゃる。
そういう方もいらっしゃるんですね。
そこで今回は、
ライドにカメラを持っていかなくなる理由は?
どんなタイプの人がそうなってしまうのか?
徹底(?)解説いたします。
・カメラ買っても持っていかなくなるのが不安で購入を躊躇している
そういう方にも参考になると思いますので、最後まで読んでみてくださいね。
カメラを購入するきっかけは?
カメラをライドで持ち運ばなくなってしまった人も、最初はカメラでライド写真を撮りたいと思ってカメラを買ったはずです。
その時のカメラの購入動機ってどんなものがあるのか?
主なものは以下の2つでしょうか。
スマホでは撮れない写真を撮りたい
ほとんどの方がライドでスマホを持ち運ぶと思います。
実際にライド中にスマホで写真を撮った経験のある方はとても多いのではないでしょうか。
最近のスマホはカメラとしても優秀できれいな写真が撮れるものがかなり出ています。
スマホで写真を撮ることは今や当たり前。
でも、スマホで写真を撮っているうちに不満(願望)が出てくる。
この点については、このブログの他の記事でも繰り返し書いていますので、詳細はそちらをお読みください。
(※本記事は「ロードバイクで持ち運ぶカメラ〜初心者でもわかるカメラ選び」を2024年2月に全面リニューアルした記事です) 「カメラを持ってサイクリングを楽しもう」というスタイル・・・ […]
こんにちは、よすけです! 今までいろいろとカメラについて記事を書いてきていますが、今回はもうちょっとエモーショナル(感情的)な部分を含め、私がなぜライドにわざわざ重くてかさばる一眼カメラを持っていくのかについてお話[…]
ここでは次のような3つの不満(願望)にまとめます。
1つ目は、スマホより高画質の写真を撮りたいから。
スマホは1/2.3インチの小さなセンサー。
なので、画像を拡大すると画質がすぐに荒れてしまったり、白飛びや黒つぶれが多く発生したりします。
2つ目は、背景ボケのきれいな写真を撮りたいから。
今のスマホでは背景ボケを人工的に作り出すことができるものも多いです。
でも、自転車のホイールなどの区切られた部分がうまくボケてくれなかったりします。
スマホだとボケが思ったようにでないことがあります。
3つ目は、広角から望遠までの画角にバリエーションが欲しいから。
最近のスマホでは、レンズが複数ついており、広角、望遠の撮影が可能の機種もあります。
しかし、それでも画角は何種類かに限定されます。
スマホでの撮影は面倒くさい
スマホでのカメラ撮影が面倒だという方もいらっしゃいます。
え、何がそんなに面倒なのかなとも思うのですが、こういうことです。
1)撮影したいと時にバックポケットからスマホを取り出す。
2)タッチ操作でカメラを呼び出す。
3)カメラのモード(静止画モード)を確認する。
4)スマホを構えて撮影。
この手順をいちいち踏むのがが面倒だというのです。
さらに、フルフィンガーのグローブをつけている場合。
グローブは反応がいまいち鈍いので、撮影の度にグローブを外す。
これも面倒だという方もいらっしゃいます。
これが、カメラだと、サッと取り出してスイッチを入れるだけで準備OK。
シャッターボタンが大きいのでグローブを外す必要もない。
カメラの方が撮影までの手順が少なく早い、というわけです。
ストラップにつけてカメラを裸で持ち運ぶ方にこの理由を上げる人が多いようです。
速写性で言えば、裸でカメラをストラップで持ち運ぶのが最適ですから。
カメラを持ち運ばなくなる理由
重くてかさばると思っている人がカメラを持ち運ぶにはやはりそれなりの利点をカメラに見出すからでしょう。
しかし、そのうち利点よりも不満の方が多くなってくる。
そうすると、ライドでカメラを持ち運ぶモチベーションはガタ落ちになります。
想像していた写真が撮れない
せっかくカメラを買って、バシャバシャ撮りまくってるのに、出来上がる写真が自分が想像していたものとぜんぜん違う。
よく見ると、スマホで撮ったものと変わらない。
というか、スマホの方がキレイかもしれない・・・。
これは、モチベーションガタ落ちになります。
はっきり行ってカメラ持っていく理由が見つからなくなります。
で、カメラは家に置きっぱなしに・・・。
なぜ想像していた写真が撮れないのか?
それは後ほどお話します。
撮影そのものが面倒くさくなる
カメラを持ってライドしていると、
「お、いい感じ! ちょっとカメラで撮っておこう!」
というシーンがけっこう出てきます。
その度に、ロードバイクを停めて、カメラを取り出して写真を撮る。
写真を撮ろうとするとその頻度が結構多くなる。
気がつくと、写真を撮らないでライドする時間の倍の時間かけて目的地に到着。
なんてことが結構起こったります。
もちろん、目的地だけで写真撮影して、途中は一切写真取らないというつもりでライドすれば大丈夫かもしれません。
でも、カメラを持っていると撮りたくなる場面って結構あるんですよね。
自転車乗って走ってる方が楽しいし、カメラがそれを邪魔するみたいに思えてしまう。
それで、カメラを持っていかなくなる。
で、カメラはずっと家に置きっぱなし・・・。
カメラを持ち運ばなくなる人のタイプ
上の理由でカメラを持ち運ぶ利点を見出せなくなる人は?
だいたい想像はつくと思いますが、以下のタイプの人は、カメラを持ち運ばなくなる可能性が強い人です。
カメラはオートしか使わないという面倒くさがりの人
スマホとカメラの違いがはっきり出る写真はどんなものか。
カメラのF値や露出などの設定を理解して、自分で調整して撮った写真です。
カメラのオートモード(おまかせモード)では、実はスマホの写真とそれほど違いがない写真を量産してしまいます。
カメラで撮った写真が自分の想像していたものと違う。
下手をすると今のスマホの方がきれいな写真が撮れるかも。
そんな写真ばかり撮っているとカメラで写真を撮るのが嫌になっちゃいます。
同じような写真しか撮れないならスマホでいいや!
せっかくカメラを買っても、何の知識もなくただオートモードで写真を撮るばかり・・・
それではスマホと違う写真を撮ることはできません。
カメラを持っていく理由が見えなくなってしまいます。
ライドは走るのが目的という走りたがりの人
そもそも、このタイプの方はカメラを買ってはいけません(笑)
写真を撮ることより走っていることに満足しているのですから。
写真を撮るために、途中で自転車を停めることが苦痛にしかなりません。
これは極論。
そこまでガチではないけど、走るのが楽しいので途中で写真をとるのが億劫になる人、いますよね。
でも、目的地や休憩場所では写真は撮りたい!
こういうタイプの人は、ライド中はカメラをバッグに入れて、めったにカメラを出さない人が多い。
そうすると、休憩時でもいちいちカメラを取り出すのが面倒になってくる。
結局、面倒なので一度もカメラを出さず、結果的にカメラを持っていっただけになる。
ということが頻繁に起こるようになる・・・。
今回もカメラ持っていくだけになっちゃうかも・・・。
そんなことが続くとカメラを持ち運ばなくなります。
つまり、もう「面倒くさい!」となるわけですね。
実は私も相当な「面倒くさがり」です。
なのにカメラを持っていくのは面倒ではない、というか、持って行きたくなる。
なぜでしょうか?
カメラを持ち運ぶのに向いている人は?
なぜカメラを持ち運ぶモチベーションが下がらないのか?
それは、どうすればスマホと違う写真が撮れるかを知っているからです。
やはりカメラをどうするとどんな写真が撮れるのか、知っておく必要があります。
背景ボケを綺麗にするには?
ズームの圧縮効果をうまく使ってどんな写真を撮るか?
余計なものを写さない超広角レンズの使い方は?
暗いシーンでの撮影で気をつけることは?
写真の勉強は、自分が撮りたいと思う写真を数多く見ること。
そして、数多くの写真を実践で撮りまくって失敗すること。
そうやって、絞りや露出、構図を学んでいきます。
カメラのモードや機能をしっかりと理解していくこと。
そうすると、自分が想像していた写真が撮れるようになります。
そのうち、
「これこれ! これが撮りたかったんだよね!」
という写真が撮れるようになってきます。
知識はそうやって身についていきます。
こんな体験を重ねると、カメラ操作が億劫ではなくなってきます。
とにかく写真を撮るのが好きになる。
好きこそものの上手なれ、です。
それを前提として、カメラを積極的に持ち運ぶタイプを考えましょう。
カメラや写真の知識にこだわる人
せっかく買ったカメラを使いこなしたい。
そのために、カメラの機能や写真の知識はしっかりと学んでおきたい。
カメラを買ったからにはしっかりと写真の基本を掴んでおきたい。
F値や露出の関係、構図はどうするか、などなど・・・
こだわりをもって写真を撮れるようになりたい。
そんなこだわりが、スマホとは違った写真を撮ることができる重要な要素です。
そして、自分が思っていた写真が撮れるようになります。
カメラで写真をとることが楽しくなる。
そうなれば、カメラを持ち運ぶことに抵抗はなくなるでしょう。
好奇心が旺盛、ガジェット好きの人
とにかくメカメカしいものが好き。
ボタンやダイヤルがついていると弄り倒したくなる。
どこをどう弄るとどんな風に撮れるのかいろいろ試してみたい。
自分の使いやすいようにいろいろ設定をいじってみたい。
カメラの機能が分かれば、それも良い写真を撮ることにつながります。
思うような写真が撮れるようになると、カメラも自分なりの設定で撮りたくなる。
カメラのボタン設定などを工夫して、自分なりの撮影スタイルを作りたくなる。
こういう人も大きくて重いカメラでも持ち運んで弄り倒してしまうでしょう(笑)
他にもいろいろあるかもしれません。
でも。この2つのタイプの人は確実にカメラが手放せなくなるタイプ。
私はこの2つが当てはまります。
こうなると、写真取るのがめちゃくちゃ楽しい。
いつも、ここではどんな写真がとれるか、なんて考えてしまう。
こうなれば、たとえコンデジであってもカメラを持っていかなければ気がすまなくなります。
面倒くさがりであっても、この2つの要素でカメラは必需品になってしまいます。
まとめ
せっかくカメラを買ったのに、ライドで持ち運びしなくなるのは何とももったいない話です。
とは言え、カメラや写真は簡単に撮れれば良いという人もいます。
カメラや写真の勉強なんか嫌だ、面倒くさいのは嫌だという方。
ロードバイクでライドするのは走るため、写真は二の次だ、という方。
カメラを買う前に、自分が本当に感動的な写真を撮りたいと思っているのかをじっくり考えてみてください。
もしかしたら、スマホで十分かもしれません。
スマホのカメラ機能の向上で、構えてシャッターボタンをタップでかなり綺麗な写真が撮れるのです。
スマホで撮れる写真で十分なら、カメラを買ってもいつも持ち運ぶモチベーションは維持できないでしょう。
でも、自分が撮りたい写真が撮れる。
感動的でユニークな写真を自分の工夫次第でいろんな形で撮れる。
そんな写真にこだわる方、こだわりたい方。
カメラを使って自分らしい表現をしてみたい方。
そういう方は、ぜひカメラを買って、知識をつけて写真を撮りまくっていただきたいです。
面倒臭がらずに、ロードバイクでカメラを持ち運んでみてください。
そして、いろいろな写真を思い通りに撮る楽しみをぜひ味わっていただきたいです。
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