ロードバイク用調光サングラスの色の変化を比較検証してみました(2023年版)

季節は秋。

午後からのライドやロングライドをすると、帰りはもう暗くなっていることが増えてきました。

そういうとき便利なのが調光サングラス。

以前、調光サングラスがロードバイクにベストな理由について記事を書いています。

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よすけ
今回は、少しテーマを絞って調光レンズを比較します
調光レンズには興味はあるんだけど
・便利そうだが、自分の目が透けて見えるのでカッコ悪いと思っている方
・レンズが濃くなったときに自分の目が透けて見えないのはないものが欲しい方
・モデル(レンズ)によってどんな透け方の違いがあるのか確かめてみたい方
このような観点で調光レンズを比較してみましょう。

今回比較する調光サングラス(レンズ)はこちら

今回比較検討するレンズは、次の4つです。

よすけ
私が実際に保有しているレンズで比較してみました。

それぞれの調光レンズとしての特徴を簡単に説明しておきます。

1)ルディプロジェクト(RUDYPROJECT) インパクトX2調光レッドレンズ
2)OGK KABUTO(オージーケーカブト) 122PH (レッドクリア調光レンズ)
3)ALTALIST ( アルタリスト )  KAKU SP1( レッド ミラー / 調光 )
4)ZERO TECH BASE JAWBREAKER用 調光レンズ(クリアグレーフォトクロミック)

ルディプロジェクト(RUDYPROJECT) インパクトX2調光レッドレンズ

イタリアのアイウェアブランドRUDY PROJECT。

可視光線透過率は17%76%。

X2調光レッドレンズは、ポリカーボネートよりも屈折率と光分散が小さく、その結果、表面反射と「虹効果」を抑えます。

路面の凹凸も拾いやすく、精細で鮮明な視界が得られるレンズです。

高いだけのことはある!

 

OGK KABUTO(オージーケーカブト) 122PH (レッドクリア調光レンズ)

ヘルメットの性能に定評があるOGK kabutoのアイウェア。

可視光線透過率は65%~13%

紫外線透過率0.1%以下(全レンズカラー共通)

外面耐油性撥水コーティング、内面には防曇シートが貼ってあります。

紫外線カットはもちろん、透明性/耐衝撃性/耐熱性などに優れたポリカーボネイト製レンズ。

値段は比較的リーズナブル。

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ALTALIST ( アルタリスト )  KAKU SP1( レッド ミラー / 調光 )

ALTALISTは、2022年にスタートした新興のアイウェアブランド。

現在、本社と製造拠点は中国にありますが、ALTALISTの中核は日本の自転車業界で数十年の経験を持つスペシャリストの集まり。

ワイドデザインの調光+ミラーレンズを採用。

可視光線透過率は、80〜100% → 18〜43%

素材、フレーム形状等、軽量にこだわり価格は抑えた高コスパモデル。

現在は、ワイズロードでしか入手することができません。

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ZERO TECH BASE JAWBREAKER用 調光レンズ(クリアグレーフォトクロミック)

こちらは純正の調光レンズではないのですが、日本ブランドの高コスパのジョーブレーカー専用の調光レンズ。

可視光線透過率は75%~22%。

レンズに歪みもなく、クリアな視界が確保できます。

オークリーのジョーブレーカーのフレームに取り付けています。

オークリーのフレームを買わなければ使えないので(笑)、レンズはコスパ重視で選びました。

 

室内での比較(透過率が高い状態)

上記4つの調光サングラスですが、上の写真は室内で、一番透過率が高い状態の時のものです。

改めて写真を比較してみましょう。

()内は可視光線透過率です。

 

1)Rudy Project(76%)

2)OGK Kabuto(65%)

3)ALTALIST(80〜100%)

4)ZERO TECH BASE(75%)

 

フレームの色がそれぞれ違うので、すこし分かりづらいですが、こうみると、2)OGK Kabutoが少し赤い色が残っている感じがします。

やはり透過率が65%と4つの中では一弾低いことが影響しているようですね。

その次が1)Rudy Projectも少しだけレンズが赤い。

しかし、実際にかけてみると暗いとは感じません。コントラストがはっきりする分見やすくなる感じです。

実際に夜のライドで使ってみても、2)OGK Kabuto以外はかなり暗いところでも使えます。

特に3)ALTALISTはかなり透明で、クリアレンズをかけているのとほぼ変わりません。

2)OGK Kabutoは、暗いところではやはり少し見えにくいですね。

 

野外での比較(透過率が低い状態)

次に、晴天で直射日光下での比較をしてみました。

()内は可視光線透過率です。

1)Rudy Project(17%)

2)OGK Kabuto(13%)

3)ALTALIST(18%)

4)ZERO TECH BASE(22%)

 

1)Rudy Projectと4)ZERO TECH BASEは、レンズにミラーコーティングがないので、レンズの向こう側が透けて見えています。

一方、2)OGK Kabutoと3)ALTALISTは、レンズがミラーコーティングされているので、レンズの向こう側が見にくくなっています。

では見え方はどうかというと、透過率というよりは、色の方が影響するようです。

透過率が22%と他の3つよりも高めなのに、一番暗いと感じたのは4)ZERO TECH BASEのレンズでした。

濃いグレーの色合いが影響しているのかと思います。

見えにくいということはありませんでした。

あとの3つは、レッド系のレンズということもあり、ほぼ見え方は同じでした。

ただし、1)Rudy Projectはミラーコーティングされていないからなのか、かなり明るく感じました。

どうもRudy Projectの調光レンズは明るめに見える色合いのようです。

 

色が濃くなったときに自分の目が透けて見えるかどうか

調光サングラスは便利だけど、色が濃くなっても自分の目が透けて見えるのがカッコ悪い、と思っている人は意外と多いようです。

最近、ミラーコーティングが人気なのも、その点を重視してサングラスを購入している人が多いのかもしれません。

そこで、実際に色が濃くなったときの調光レンズをかけてみて、目が透けて見えるかどうかを比較してみました。

 

1)Rudy Project

色が濃くなっても、よーく目が見えますね〜(笑)

 

2)OGK Kabuto

やはりミラーコーティングがあると透けてみえないですね。

よく見るとうっすらと目が透けて見えますが、パッと見はわかりません。

 

3)ALTALIST

こちらもミラーコーティングによって、目が隠れてますね。

こちらもOGK Kabutoと同じような感じです。

 

4)ZERO TECH BASE

やはりミラーコーティングなしだと目はよく透けて見えます。

 

ということで、ミラーコーティングがあると、色が濃くなると程よく目が隠れる(?)ことがわかりました。

もちろん、調光レンズの場合、可視光線透過率が高くなれば目が透けて見えることになるので、あくまで直射日光下という条件での話です。

曇り空や雨の日は、そこまで色が濃くならないので、たとえミラーコーディングであっても目が透けて見えてしまいますので、その点は注意です。

 

まとめ

調光レンズとしての機能はどのレンズも良いと思います。

アイウェアを選ぶときに、外から目が透けて見えないことが調光レンズを選ぶ際の決め手になる場合

おすすめは、3)ALTALIST → 2)OGK Kabutoの順番になります。

やはりOGK Kabutoは、暗いところで使いにくいのがネックになります。

1)Rudy Projectは、全体的に明るく見えるレンズの色味ですが、コントラストがしっかりしており非常に見やすいレンズです。

やはり高級なレンズは違うな、と感じさせるものでした。

ただし、色が濃くなっても目が透けて見えてしまいますが。

 

調光レンズを買おうか迷っている方やミラーコーティングの調光レンズが気になってる方の参考になれば幸いです。

 

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